「われら闇より天を見る」(早川書房)を読み終えた。
原題は「WE BEGIN AT THE END」、つまり「終わりから始める」だ。
長編だからだろうか、読み終わった後、不思議なことに昔やっていたトライアスロンのゴールを思い出していた。
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アルゴリズム
球に色を付けて出荷する業者があるとする。
箱のなかに番号を振った球がたくさんある。その球を適宜取り出し、色を塗ってまた箱に戻す。その後、特殊な光を当てると球の内部が表面の色に染まっていく。
ただし箱から取り出して表面は何度でも彩色できる。
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発熱外来
発熱患者の喉を久しく診察していない。このままではどれが喉チンコかさえ分からなくなってしまうのではないか。
そんなこんなでインフルの流行に備え、発熱外来の体制を取ることになった。
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希望
ジェーン・グドールさま。
「希望の教室」(海と月社)を読ませていただきました。
正直、何十年も前に、ナショナルジオグラフィックでチンパンジーと並んでいるあなたの写真程度のことしか知りませんでした。
チンパンジーでさえもっとあなたのことを知っているだろうに、院長はチンパンジー以下ですね。
ただこの本のテーマ、「希望」は院長にとってはちょっと重過ぎました。おかげでここ数日腰痛が悪化しています。
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ノーベル賞ウィーク
マジック
いろいろごまかして生きてきた院長の背中を見てだろうか、息子がテーブルマジックに凝っている。
最近随分レベルを上げてきているようで、ときどき家族の前で披露してれるのだが、間違いなくしかるべき場でやれば小銭どころかそこそこの投げ銭を得るだろうと思えるぐらいのテクニックとコンテンツがある手品だ。
どうごまかして生きてきたのか訊かれるのが分かる身だから、もちろんそれぞれのネタの披露をねだったりはしないのだが、初歩の初歩ともいえる手品を教えてくれたのでアップしてみた。
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対義語
「二人のクラウゼヴィッツ」(新潮社 霧島兵庫 著)を読んだ。
対ナポレオン戦争に従事したクラウゼヴィッツが主人公なのだが、その戦争当時のいわば”戦記”と戦争終了後のクラウゼヴィッツの「戦争論」を書き上げるまでの、”ふたり”のクラウゼヴィッツを、時代を前後させながら描いたものだ。
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rub
日常生活では小さな鉄球を先端に入れた指サックを使っているが、やはりベース演奏では少し無理があるようだ。弦の押さえは不安定でときに他の運指の邪魔になることもある。
そこでお姉さん指には休んで頂くことにした。
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才能
左手の1本の指が少し短くなっているだけなのにそこそこ日常生活に支障があるのだが、2年近くもそうした状態が続けばなんとなく慣れてくる。
諦めていたギターをもう一回手にしたのは数日前のことだ。
そして思い出したのが、好きなジャンゴの曲、Minor Swing。3本指での天才の演奏だ。
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for the first time
単独で使われれば”初めて”という意味の英語だが、そのあと in に期間、たとえば in 2 years と続けると”2年ぶりに”という意味になる。
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