今年の江戸川乱歩賞を受賞した作品だ。本の最後にある審査員の方々のような講評などもちろんできないので、内容を少し紹介するにとどめたい。
“此の世の果ての殺人(荒木 あかね 著)” の続きを読む
文字コード
デジタル化大臣ならびにマイナをごり押ししようとしている関係お役所のみなさま。
なんとかわたしのクリニックでもマイナが使える体制が整いました。
ほんとに微々たるものですが日本医療のDX化の一助になったことをうれしく思っています。
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黒い海(伊澤理江 著)
マイナカードやそれに関連する医療機関へのオンライン資格システムの押し付け、最近、国とはなんぞやと考えさせられることが多い。
この本は改めてこの問いを思い出させるものだった。
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愛について
愛について、どう説かれても、実際それを経験しないとその醍醐味には触れることはないだろう。最近、そのことを身をもって実感した。
オンライン資格認証についてまったくといっていいほど、気にかけていなかった。
もちろんお上のわれわれ弱小の民に送り続ける秋波は知っていた。オンラインでつながればお前たち、民は便利になるぞ、そう領主さまは思われたのだろう。ただそのゴリ押しともいうべきやり方をこの上なく煩わしく思っていたのだ。
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愚か者
愚かなことを繰り返してきた人生だが、これほど愚かなことはない。
パスポートのことではない。帰国の途についていた釜山の空港で、パスポートをホテルに忘れたきたことなど、比べ物にならない。
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釜山
高校二年生の双子の君たち、釜山は楽しかったね。なによりも君たちが積極的に英語を使って人に語りかけようとしている姿を見てると、ママが旅費をやりくりするために、父さんの小遣いが削られていたことが報われる気がした。
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論理パズル
ここ1年ですっかり老眼が進行した。渡辺謙の「小さくて読めない」と書類を放るCMを見て、そこまでしなくていいだろうと、斜に構えていた己がなつかしい。
いまでは小さな文字の書類はハイマースで打ち砕かれるべきだと確信している。
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老い
久しぶりに先月、ギターを手に、恥を心に抱いてステージになった。
間違えそうなところは完璧にごまかし、間違えたところは完璧に間違えた、完璧な演奏だったと自負している。
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枝番とミトコンドリア
昨年来、”枝番”が保険証に追加されている。
従来の世帯単位での記号、番号ではオンライン資格確認ができず、個人単位化の番号として新たに設置されたものだ。
その仕様を見ていると、なんとなくミトコンドリアを連想したのでそのいきさつを述べたい。
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タマゴっ血
不思議なこともあるものだ。数日前のこと。クリニックでの昼食のあと気づくとテーブルに血が飛び散っていたのだ。
そのときの料理はカミさんの作った焼きカレー風の土鍋料理で上に火の通った目玉焼きがトッピングされていた。
おいしくいただいたあとテーブルを見ると血が飛び散っていたのに気づいた。下の写真がそれだ。
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