親心

 夜、「猫瓶」(ねこべい)という居酒屋にいったときのこと。宮崎駿夫のお話に出てきそうな不思議空間で今日はだれもお客がいない。その代わり店主ご夫婦の6才になるチビちゃんが店内に流れるピアフのシャンソンに合わせて鼻歌混じりに口ずさんでいるってカンジの店でして。

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方言

 今日の朝の番組で愛媛のある地方の方言として「だんだん」ってのを紹介していた。さてなんでしょうってことだったんだけど、正解は「ありがとう」ってことらしい。
 方言にはいわゆる標準語に近いものから、まったく意味が推測できないものまでいろいろある。これは後者のほうだと思うんだけど、それでもある集団のなかで使われているかぎり生きながらえるもの。

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球児

 7日から高校野球の開幕。球児の一途な姿を見るといつもこみ上げてくるものがあるのは、きっと一回限りの挑戦だからだと思う。ぜひぜひ是非ゼヒみんなにがんばって欲しい。
 でもね、前から思ってたんだけどこの高校野球ってやつ、郷土主義まるだしなのはなぜなんだろう。

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タガマン

 いまこのサイトのTriathron-Bike のとこの更新をやってるんだけど、いままでのレース歴をまとめていると結構がんばってきたんだなぁとか思ってしまって。
 最初トライアスロンを始めたときあまりレースがなく、かつどういうわけか長い距離のレースへのあこがれが強かったのね。でも初心者には結構審査がきびしくて。で、なんでもいいから実績を作ろうと練習会とか出まくっていたんだけど、そのなかの一つがタガマンレース。サイパンという南の国の現地の言葉で勇者という意味らしい。
 あれから15年。いろんなレースに出たけど、海外ってこともあってかタガマンは思い出深い。ひとつはもちろんレースについて。もうひとつは人間模様について、なんだけど。

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ケンカ

 昨日「とどろき会」という囲碁会からの案内のはがきが来た。大学の同窓の医師たちが年に二回ほど博多駅前にある日本棋院の九州支部に集まり腕を競うんだけど、ボクも末席に名を連ねている。
 今月の日曜にあり、都合が少し悪いかもしれないなぁ、でも参加したいなぁってなことを考えていると、ふと思い出したことがあるので、今日のメモはそれ。

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スカートの中

田口ランディさんの「スカートの中の秘密の生活」という文庫本を読み終えた。いつ買ったのかさえ覚えてないんだけど、本棚の片隅にポツンとあったのについ数日前に気づき手にした次第。
 この本、性に関する内容なんだけど、題から想像されるような軽薄なものじゃなく、結構真剣に性について語っている。たとえば「援助交際」についてなんかの視点としては、少女が自分をモノ化していて精神と肉体が微妙に離れているから平気でセックスができるし、また精神が欲求不満になるなんて、ふむふむと感心したしだい。説明すると言葉足らずになるから、関心のある方はぜひ一読を。
 まぁそれはさておいて、メモはこの題について。

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難聴

 ときどき耳の遠い患者さんが来られるのだけど、ほとんどのみなさんに共通する特徴がある。というのはボクがしゃべる前に相手の方が話をされるのね。というかボクの口が動き出すのを待って相手の方が話し始めるわけ。
 ちょうど腹話術の一国堂さんがやる、口の動きに一呼吸遅れさせて言葉を発する”衛星放送”の逆バージョン。こちらが口を開く直前に相手の言葉が出るのね。

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