タガマン

 いまこのサイトのTriathron-Bike のとこの更新をやってるんだけど、いままでのレース歴をまとめていると結構がんばってきたんだなぁとか思ってしまって。
 最初トライアスロンを始めたときあまりレースがなく、かつどういうわけか長い距離のレースへのあこがれが強かったのね。でも初心者には結構審査がきびしくて。で、なんでもいいから実績を作ろうと練習会とか出まくっていたんだけど、そのなかの一つがタガマンレース。サイパンという南の国の現地の言葉で勇者という意味らしい。
 あれから15年。いろんなレースに出たけど、海外ってこともあってかタガマンは思い出深い。ひとつはもちろんレースについて。もうひとつは人間模様について、なんだけど。


 まずはレースについてのメモ。
 海外のレースってのは人の話を聞いても早い時刻にスイムスタートをさせているところが多いようで、サイパンでもまだ夜が明け切らぬ前にスタートだったのね。
 まだまだその頃は十分な泳力がなかったんで、目の前に広がる暗い海は奈落の底のようなもの。ブイがところどころに浮いているらしいんだけれど、それさえもはっきりせず、泳ぎだしたあとようやく見つけたブイになんどかしばらく掴んで休んでいたのを思い出す。泳ごうと思えば泳げたんだけど、うす暗い海で泳ぐなんてのは、なかなか不気味なんでして。
 バイクに移ってもなにかと国内とは勝手が違う。道路は右側通行で、しかも貝殻が混じったコンクリートなので滑りやすいことしきり。転倒車が何台も出てたなぁ。
 ランってのはどこ走っても同じだけど、大きく違うのは当たり前だけど沿道の声援を送ってくれる人が外人さんってこと。とりわけひとり沿道で「ファイト、ファイト」といって応援してくれた金髪の美しい女性ははっきり記憶してる。
 まぁそんなとこがレースの思い出。で、人間模様については二つ。
 ひとつはツアーで行ったんだけど、同室の人がボクを含め三人いて、そのなかの一人の方が病的に外人さんコンプレックスをお持ちだったのね。どこに行くにしてもボクかもう一人の人の後を必ず付いていかれる。レストランに入っても外人さんとは絶対目を合わせず、ホント泣きそうな顔でボクらに注文をするってなカンジで。
 そうか、こんな人もいるんだなぁって気の毒と同時に不思議に思ったこと。あの方、外人さんと上手に接するようになったのかしら。
 もうひとつはエライ若い女性を連れたオヤジアスリートがいたこと。その女性も選手で来てたんで、お二人の関係はなんだか分かんないけど、その後も国内のレースでお二人をちょくちょくお見かけしていたのね。
 でもいつからかオヤジアスリートの姿だけしか見かけなくなっていて。
 自転車を片手で押していくのって結構むずかしいんだけど、あのオヤジさん、サイパンで自転車を持つ女性にきびしく指導していたっけ。あの女性、うまく自転車押せるようになったのかなぁ。
 うーん、こうしてメモってって気づいたんだけど、トライアスロンってのは競技も楽しいけど、人を知るってのもひとつの楽しみなんだなぁ。
 なんだかまとまりのない、かつジジくさいメモになってしまって申し訳ない。
でもうわさにタガマン、スポーツを選んでよかったなってことで。ハイ。

(実は最初に書いたTriathron-Bikeの更新の宣伝を兼ねてまして。出来上がったらぜひ見てネ)

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