赤方変位

科学ニュース より。
宇宙が生まれた頃は、ごちゃごちゃ銀河がぶつかりあってたと考えられてきたのが、どうも少しは整然としてたのかも、というのがニュースの趣旨。遠い遠い宇宙の果てを観測して分かったことらしい。
 で、ここにも書いてあるけど、光って遠ざかると赤く見え、近づいてくると青く見えるのね。この現象、それぞれ赤方変位、青方変位と名前がついている。


 で、思い出したこと。理由がはっきりしていないとか、理屈が分からない相反する二つのことってなかなか覚えることができないのね。
たとえばテーブルマナー。テーブルの上に置かれているナイフとフォークをどの順に手にすればいいのかってのは、どうしても覚えられない。で、考えたのが、外から内に取るのが、と、ち、で、「そう」だから正解、内から外に取るのは、ち、と、で、「うそ」。
慣れればどうってことないんだろうけど、マナーを披露する機会なんて年に数回もないし、とにかくそのたびにこれを思い出している。
 くだんの光の話も原理は、なんとなく分かるのだけど(ちょこっとだけ説明)、結局よく理解できてないみたいで、いつまでも覚えきれなかった。
 で、学生のころ思いついたのがこれ。
「赤方変位は、恥ずかしくなって赤面し、その場から遠ざかっていく人」。ふむふむ、なんとなくイメージできるなぁと、納得してた。
それから、しばらくして赤方変位ってどちらだったかなぁと思い出さなくてはならないことがあり、そうそう、赤面しながら遠ざかっていくんだったなと、思い出したんだけど、「あれ、じゃあ近づくのは?」という疑問がふと出てきまして。
 青くなった人が近づいてくるんだったっけ。じゃあ、なんで青い顔してるんだっけ、などと考えてたら、だんだんごちゃごちゃになり始めて。
 恐いことがあるから青くなる、だったら恐い所からは逃げたくなるよなぁ。顔が赤いってことは、相手に気があるということだから近づいてくるよなぁってな具合にね。
スタッフ「結局、自分がアホだといいたいわけですね」
院長  「違う。物事の本質を見抜こうとしてるだけ」
スタッフ「じゃあ宇宙が生まれたころは、ごちゃごちゃか、整然か、どちらでしょ」、
院長  「生前は整ゼンとしてて、誕生ゴはゴちゃゴちゃだろ」
スタッフ「違います。大体、生前ってなんですか」
院長  「あ、雑ゼンとしていたのが生前?」
スタッフ「……ようするに関心がないんでしょ」
院長  「まぁ、そんなところ、でもある」

 いつぞや、テーブルマナーの話を某医療機関のスタッフに話したら、太陽がどちらから昇るのかというのを思い出すのに、バカボンの父さんが歌う「西から昇ったお日様が東へ沈む」をまず頭で歌い、それの逆だという風に思い出すという方がおられました。みなさん、いろいろ工夫されてるんだなぁと感心しました。

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