脳のシワ

 脳の大きさはヒトの持つ知性とは関係ないという記事があった。
 人類は二度、脳が大きくなった期間があるが、そのときは道具を発明するという点ではなんらの進歩を見ていない。
 今のヒトと同じような大きさを持ったホモサピエンスがアフリカの大地で歩き初めたのは200万年前。それから150万年過ぎないと、言語や道具、音楽やゲームなどが出てはこなかった。
 現在のヒトの脳の大きさは、どちらかというと減少傾向にあり、脳が大きくなる要因は知性以外にあるのかもしれないという。
 知性というより、ものを投げたり、ねらった獲物を一番に手に入れために走ったりとかの、いわば生き抜くための肉体的術のために、大脳を大きくさせたのかもしれない、というのが研究者の推論。


 実は今日のメモは、ある学術講演の会場で密かにパソコンを打ちながらしている。知性は大脳の大きさとは関係ないというこを実感している。講演の内容が難解で、大きいはずの頭に入らないのだ。
 ということで大脳の話が出たから、少し脳のシワについてメモしてみようかと。
 もちろん、脳が地球の大きさぐらいだとすると、院長の頭には脳についての知識の量はつまようじの先ほどもないことを了解してもらわねばならない。それもシーハーし過ぎて、折れかかってるような古いものだから、いささかうさん臭いにおいがするので注意を要する。
 まず、いろんな動物の脳は、6層の細胞の集まりからなっている。どうして6層なのかは知らない。だけど、ネズミの脳もヒトの脳も、その数の層で作られている。きっとそれがちょうどよかったのだろう。ビールも3本までがちょうどいいのとよく似ている。少なくてももの足りないし、多くてもキレが悪くなろうというものだ。
 でもその構造を保ったままじゃ、だんだん手狭になってくる。で、サイズを大きくしていった。まぁ350ml缶のビール三本が、500ml缶3本になるようなものだろう。たぶん。
 それでも手狭になると、脳の表面にしわができてくる。ネズミなんかツルツルなんだけど、ヒトではしわくちゃになる。どうも体重の単位あたりに対して面積を確保するためにシワで面積を大きくしようとしてるようなのだが、これはなにかで読んだものの受け売りなので、これ以上説明できない。
 つまり何重にも脳を発達させようとする工夫がなされているのだ。
院長  「分かった?」
スタッフ「なんとなく」
院長  「つまり、シワは三重に脳を発達させようとした結果のものだ」
スタッフ「はぁ」
院長  「だからシワ、三ジュウニなっているわけ」
スタッフ「…そんなこというために、大きくなったのではないことだけ、分かりました」

きっと内容はりっぱだろうと思われる講演はまだ続いてる。こうしてこそこそしながら生きて行くためにも大脳は大きくなったのだと思う。
ネタ元
Size ‘does not matter’ for brains

“脳のシワ” への3件の返信

  1. 脳みそ 昔よりは使ってるなぁ と 思います。 でも 覚えた!と思っても すぐ忘れてます。
    自分で暗示をかけしまってるのか 年をとると新しい事は覚えにくいって…

  2. けど、妙に要領はよくなったので、その分が相殺されているのかな。

  3. 年をとっても 頭のいい人の脳っち どんなのやろぅ。あたしの 脳っち おからかも

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。