映像

cancer.bmp
 トキというものは、光と手を携えて進む。一秒前の光は、もうそこにはないのだ。
 たとえば1億光年離れた星から届く光は、1億年前にその星から出たもの。つまり1億年前の光を見ていることになる。では、その星をカメラで撮影して50年後に見たら、何年前の光を見てることになるんだろう。
 もちろん、映像を見ているそのときの光だ。だが映像というのは、過去の光をそのまま運んできてくれるような錯覚を与えてくれる。


 そうした映像が満載のサイトに出会った。そのなかの一つが、上の画像だ。一目で何十年も前のものだろうと推測できる。この映像には、”cancer”、つまり”癌”という題がついている。
 きっと男性は癌と告知されたんだろう。医者は癌の恐ろしさを説くが、残念ながら、治療という治療がないのが当時では実状だった。だとはいっても何かしないと、面目も立たないし、かつ医者としての生計を立てられない。
医者 「マウス実験では、お尻の部分の治療はうまくいきます」
患者 「うーん」
医者 「…」
患者 「分かりました。治療を受けましょう」
医者 「じゃあ」
ということで、治療を受けたけど、やはりうまくいかないず、かつ手術中に患者が夢みたのが、医者のお尻と胸が、どいうわけか白くなっている光景。
患者 「あの夢はなんなんでしょうか」
医者 「しゃべり過ぎると、首を絞めるよ」
患者 「”腹黒い”ってことなじゃないですか」
医者 「この映像は、ずっと先にいろんな人に見られるかも知れないんだから、無駄なおしゃべりはなしね」
患者の家族
「私達も映ります?」
ってな具合に遊べる…かも。

ネタ元は、投稿サイトで、そこのPrelinger Archivesで いろいろな映像を見ることができる。ただし相当に重く、紹介された画像をチラ見して戻ると、また画像ゲットに時間がかかるという難点があり、注意が必要だ。
でもまぁなんだかんだいって結局、サイトの紹介になった感は否めない。こうしたメモは、いかにヒマだったのかを披露しているようで気が引けるのだけど、忙しい割にはおもしろそうなサイトに出会ったので、紹介してみた。
とはいっても、こんなGIF作れるぐらいには、ヒマだったんだけど。

“映像” への1件の返信

  1. 小さい頃、「ベン・ケーシー」というテレビシリーズがあったのを思い出しました。

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