笑い

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 動物も笑っているという。米国の科学者の研究だ。たとえばチンバンジーが”オウオウ”といったり、ネズミが”チューチュー”と鳴いたりする音のなかに入っているという。
 笑いはずっとずっと昔からあったもので、多くの動物のなかに広まっていった。もちろん、人類も言語を獲得する以前から持っていたものと考えられる。
 たとえば、若いチンバンジーは、いたずらをしたり、くすぐりあったりしてる最中に笑う。ネズミでは、チョコチョコくすぐると、人間に慣れてくる。このとき人が笑うときに頭の中で出ているドーパミンという物質が、ネズミにも認められるという。
 その科学者いわく、「だれもネズミの笑いなんか調査しなかったけど、それは存在するのだ」


 なるほど、うちのアホ犬を見てると、なんとなくそういう気もする。お座りをするのは、エサをもらえるときだけで、ほかのときは、じっとこっちを見るだけだ。きっと心のなかでほくそ笑んでいるに違いない。
 でも、この科学者、今までに笑ったことがない、なんて可能性はないのだろうか。ほかの科学者から投げかけられる微笑みの意味が分からない、なんてことも考えられないのだろうか。
 まぁ2500歩譲って、動物たちが笑っているとしよう。
 では、その進化論的意味は一体なんだろう。
 笑いは、最初は意識と呼べるものではないはずだ。それは、一瞬の感情の動きだろう。文字通り、”あっ”という感情の対象は、それぞれの種で異なっているものと思われる。チンバンジーはバナナが転がっているだけで、ネズミは天井を走る回るだけで、笑いのもとになる感情が出てるのかもしれない。
 それは種としての同質性を確認しあうものになっていたはずだ。あるものを見て、お前も「あっ」なのか、君も「あっ」なのね、という具合に仲間だということを確認することができる。
 つまり、笑いの起源は、「youも、あ」なのではないかと、にらんでいるのだが、仲間はずれの笑いを受けそうなので、公表しないでおく。

ネタ元
Animal laughs no joke says expert 1 April, 2005
ってApril foolネタじゃないよなぁ。

“笑い” への5件の返信

  1. 4月1日から 精神科に働きに行ってますが ほとんどの患者さんが 笑わないのが さみしいナリ

  2. 笑い

    ストレス症候群の特効薬。
    この薬を適切に処方できるようになると、部下に好かれる、女性にモテるなど、数多くの特典を得られる。
    ただし、ブラックな笑いを提供する人は変人扱いされる副作用があるので注意が必要である。

  3. 「youも、あ」に私も座布団1枚。
    TBさせてもらいました。

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