新芽の野菜を取ると癌予防になるかもしれないというニュースより。
ブロッコリー、アルファルファ、クローバー、大根などの新芽野菜のサラダを一日に100gr以上摂った人10人と、そうでない人10人を比較すると、摂った人の血液細胞のDNAの損傷が少なかったそうな。でも、それをもたらす物質は特定できてないという。
鏡を見て、「院長はかっこいい」とよく鏡の向こうの人からいわれるけど、どこがかっこいいのか、特定できないのと同じようなものなのだろう。
アンテナ
あるマウスのオスの話。メスを見ればみさかいなく性行動を起こすマウスと一夫一妻を守るマウスがいるらしい。
で、彼らを調べたら、頭のなかの薬物中毒に関係するところがあって、そこの、ごくごくちっちゃなアンテナみたいなのが、あるかないか、によって、その行動が決まることが分かった。一夫一妻のマウスにはそれがあり、一方のマウスにはそれがないという。
単語
ワンちゃんが200語ぐらいの単語を理解するらしい。
ドイツのリコというワンちゃんが実験台で、リコの馴染みのある7つのおもちゃに新しいおもちゃを1つ加えて実験開始。「飼い主が、リコが初めて耳にする名前を使って新しいおもちゃを取ってくるよう命令すると、リコは10回中7回、間違いなく新しいおもちゃを取ってきた」ってなことを繰り返して、200語ぐらいの単語を理解してるということが分かったそうな。
まぁ、リコがかしこだけかもしれず、ほかのイヌでも、また実験しようね、ということになっている。
予想
数学の話題で、リーマンの予想が証明されたらしい。
19世紀の数学者、リーマンさんがある定理を一生懸命証明しようとしたけど、ダメだった。最後にリーマンさんがつぶやいたのが、「もうよそう」。
ということで永いこと数学界を惑わせたリーマンのよそうが、ようやく決着ついた……残念ながらそれぐらいの理解しかできない。
けど、算数に関してはとりあえず日々の酒代の計算はできてるので、そんなもんでいいだろうと納得してる。
チンパンジー
チンパンジーとヒトは、相当違うんだよというデータが出たそうな。
いままでよくいわれていたのが、遺伝子から見るとヒトとチンパンジーでは1%ぐらいの違いしかないってこと。
その話を聞いて、なんとなくもう少し違うよなぁと秘かに勘ぐっていたんだけど、やっぱりそうなのね。
嘘発見器
嘘発見器はハイテクを使ってもなかなか嘘を当てるのがむずかしいというニュースより。
「特に逃れようのない証拠を尋問する側が握っている場合、90%以上の確率で嘘を見分ける」ことができるけど、脳波を使ったりしても、現時点ではかなり信頼性が薄いみたい。
セミ
米国で17年に一度、大発生するセミの羽化が始まったそうな。
そういえば13年に一度羽化するセミもいて、なんでこんなに長い周期かということについて、13とか17という数字が素数だからという説があったなぁ。つまりモグラなんかの捕食者の生活周期が2年、あるいは3年でも、その年にはぶつからないから、多くが生き延びられるというんだけど。
なんで11年の周期はないんだろうという疑問などは当然あるにしても、まぁ興味を惹かれる説ではあるよね。
音読
言語の習得は年を取ってからも結構いけるかもというニュースより。
このニュースの補足のところに詳しく書いてあるけど、言語というのは文字を読むにしろ、話すにしろ脳科学にとって重要な問題であるらしい。
モーツアルト効果
サンフランシスコで開催されたCongnitive Neuroscience Symposiumで発表されたお話。
モーツァルトのソナタを聴くといろいろ空間を認識する能力がよくなるという”モーツアルト効果”というものが1990年代にNatureという雑誌に報告されていたそうな。その理由ははっきりしなかった。
盗作
盗作を見破るソフトがあるそうな。身近なところでは大学でのテストで、他人のレポートを拝借してないかとか、広くは公になった文章がどこからか取ってきたのじゃないかとかを、見破るらしい。
知的財産を守ろうということを目指しての動きなんだろう。
知的にしろなんにしろ、財産と呼べるものを持たない身には、あまり必要のないソフトではある。