時計考

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 人生の”時”はまっすぐ進んでいる。確実に終わりに近づいているのだ。
 でも実感できない。医師として人の最期をいくつも見てきたはずなのに、そうした最期が必ず自分にも訪れるはずなのに、自分のものとして受け止められない。


 なぜなのか、考えてみた。来る日も来る日も考えてみた。
 すると、ひらめいた。来る日も来る日も、日が来るからじゃないだろうか。
 これは言葉遊びではない。
 時計の針は一回りすれば、また元の位置に戻る。それを繰り返すから、また日も繰り返す。繰り返すものには、終わりが見えない。
 文字通り人生が、日が昇り沈むまでとしたら、人はその時々の己をどう感じるのだろう。
 もちろん、60、24そして12進法の呪縛から解き放たれているわけではない。
 それでもこの時計を見てると、「お前は今、人生の何時にいるのか」、そう問いかけられているような気がしてくる。

“時計考” への6件の返信

  1. 最初は なにかわからなかったです。
    {/hiyo_shock2/}
    でも、おもしろ~い!! 時計じゃ~{/fine_face/}

  2. この時計はデジタルとアナログの中間タイプなのかな。
    人生のエンドラインが引いてあったらいやだな。

  3. はじめまして、RSSリーダーで検索していた者でこちらのブログマスターの記事に魅かれたのでお邪魔致します。
    先生の記事はまさに「!」、つまり読んで感嘆してしまうほどとても面白く、勉強になるものばかりですね!
    普通の生活をしている者がとても知る術が無い内容ばかりです。
    これからも勉強しに参りますのでよろしくお願いします。私のブログもTBさせて頂きます。

  4. ブログで偶然出会った、「奇跡」を体験された方のお話

    偶然にも当ブログでお会い出来た方のお話をご紹介したいと思います。この方はなんと超能力喫茶「アンデルセン」に3度行かれた方で、実際に体験されたことをコメントにしてくれました。そしてご実家がタイヤ店を経営されていることも・・偶然ではありますが何かの縁なので書

  5. 普通の生活をしてないとのご批判、真摯に受け止めたいと存じます。

  6. 先生、どうもお世話になります。
    こちらにも爆笑コメントを貰って、さらに油を注いでくれたようで炎上しています。(タイトルもですが)
    先生のブログですが、「ある事」に使わせて頂きますので宜しくお願いします。
    まさに笑いのディズニーランドですね!
    ちょっと可愛いすぎるか・・ドリームランド?でも今はないしな~花やしきぐらいにしておきますか。
    それではまた遊びに来ます!

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