blue tooth考

Bluetoothはいろんな機器との通信に大変便利なツールとして世界に広がっている。
スウェーデンのエリクソン社が開発したもので、そのBluetoothの名前の由来をネット情報でまとめると以下のようになる。

”西暦900年代にノルウェーとデンマークを交渉により平和的統合を成し遂げたデンマーク王、ゴームソンに由来する。王の歯には死歯があり、青く見えたため「青歯王」と呼ばれ、無線通信規格を統合するという意味で、技術者がこの名前が選んだという”

「青歯王」すなわちblue toothで、ざっと眺めるとなんの違和感もない説明だが、よく考えるととても気になる点がある。
なぜ1000年前の人物なのだろう。

いろんな重要なことを統一させてきた人物はたくさんいるではないか。
たとえば150年前に電場と磁場をつなげたマックスウェルもそうだし、500年前にアメリカ大陸とヨーロッパ大陸をつなげたコロンブスだってそうだ。

たしかに150年、500年、それと1000年の間には巨視的な視点に立てばそれほどの差はないのかもしれないが、それにしても世界的にローカルな、それも1000年前の人物というのには違和感がある。

ひょっとして、開発者の恩師も同じように歯が蝕まれていたのではないだろうか。

青げ歯、尊し、わが師の恩

Bluetoothのイヤホンで音楽を聴きながら、そんな邪推までしてしまうのであった。