アポロニウスの円

院長の週末は塾の講師でもある。高校生の息子に数学を教えていると、参考書にアポロニウスの円なる言葉が出てきた。
えーと、なんだっけ? 月に飛んでったアポロの軌跡に似てるからアポロ似うす? と、ごまかしバレバレで時間を終える。
で、調べるとこういうことらしい。

[2点 A、Bからの距離の比が m:n で一定である点の軌跡は円である]

どんなに動いているように見えても、結局、AとBの関係は一緒ということなのね。
汚名挽回に今度、息子に胸を張って説明しよう。そのときは、こんな具合かな。

”ほら、知ってるだろう。宗教団体がいろんな形を変えて人に勧誘を働きかけているやつ。それと一緒”

もちろん胸を張っていいのかどうか、少しは迷いがあるのだが。

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画像は美しい数学より