コモドオオトカゲ

 世の中不思議なことがある。メスのコモドオオトカゲがオスなしに子供を産んだのだ。トカゲがいわゆる単性生殖を行ったということなのだが、大型の生き物で観察されたのは世界で初めてだという。


 せっかくだからネタ元を参考にこの単性生殖の仕組みについてメモしてみたい。コモドオオトカゲがコドモオオトカゲを生んだというだけでもややこしいのにそれに輪をかけてややこしいメモになるだろう。だけど世界初のコモドオオトカゲのメモだからドコモ行かないで欲しい。
 まずオスとメスの遺伝子が子供にどう伝わっていくについてメモしよう。これは簡単だ。オスとメスがいるときはそれぞれ半分ずつの遺伝子が混じり合う。これは多くの方がご存じだろう。だがこのメモが大酒を飲みながらなされているのはあまり知られていないのと同じように、多くの人が知らないことがある。
 それぞれの遺伝子が半分になるとき少し複雑な過程があるのだ。実は単純に半分になるのではなく半分になることを2回繰り返しているのだ。とはいえ四分の1になるというわけではない。ヨ分な過程と思うのだが、四分ではない。半分になった遺伝子が四つ出現するのだ。
 つまり半分になった四つの遺伝子のうちの一つが受精のときに働くというわけだ。残りの三つは自然に消えてしまう。
 ところがコモドオオトカゲの場合は違う。メスとしての本来の自分の四つの遺伝子うちの一つに加え、消えてしまうべき運命の三つのうちの一つが生き残るのだ。そしてその生き残った遺伝子がオスの遺伝子の”身代わり”として働くのだという。
 どうだろう。ご理解いただけただろうか。分からない人も多いかもしれないが、小酒でメモしてもこんなものだろうから、これ以上は説明できない。
 ただもう一つだけ付け加えることがある。とても不思議なことだけど実は子供はメス親とまったく同じ遺伝子をもっているというわけではないのだ。
 当然自分自身の遺伝子をかけあわせて生まれる子供だからメスのコモドオオトカゲと同じ遺伝子を持つはずだというのが普通の考えだろう。でも違うのだ。
 この事態を説明したいのだがどうも力の限界を超えているようだ。お酒も限界を超えてきている。
 せめて次のような不思議なことが世の中にはあるのだと理解してもらえれば今日メモした甲斐があったといえるような気がする。
 コモドオオトカゲなのに子も同オオトカゲではない。

ネタ元
Female Komodo Dragon Has Virgin Births

“コモドオオトカゲ” への2件の返信

  1. 初めて、コメントさせてもらいます。
    地球上の生物は、色んな手段で、子孫を残そうとしているんですね。しかしながら、それは自身の意思でなく、それ自体が自然の状態なのかな?とか、思いました。人間は、ある程度意思の素に子孫を残していると思うのですが・・・。(医学の進歩など)
    それと、最後に、オチがあるのが、大変勉強になります!お気に入りに登録させていただきましたので、今後もmemoを頑張ってください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。