イップス

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 イップスという言葉がある。ゴルフをする人なら知っているはずだ。ゴルフをしない人でも知っている人がいるだろう。テコンドーをやる人には知らない人がいるかもしれない。相撲をやる人はどうなんだろう。こう考えるとやはりイップスについて説明する必要があるような気がする。
 簡単にいうと、緊張して手が動かなくなるのだ。テレビなどの解説をみてると、とくに最後のパターで勝敗が決まるようなときに起こるみたいだ。


 うまくボールを穴に入れられるか心配になってくる。その一打がうまくいくかで、ときに獲得賞金が何千万円も変わることもある。そんなときに起こる筋肉のふるえを指す用語だ。このイップスがどうして起こるのか、まだ分かっていないらしく、、基本的な問題は心理的なものだという研究者もいれば、同じことを繰り返すことで起こる筋肉の傷害だという学者もいる。
 で、米国のメイヨークリニック病院のチームが調べてみた。
 対象は20人の男性ゴルファー。半分がイップスを経験したことがあり、半分は経験がない人たちだ。腕には筋肉の動きを測定する器械をつけられている。そして3フィート、6フィート、8フィートの長さのパットを計75回打ってもらった。ただしパットをしながら、自分のゴルフの”腕前”がどんなものかを質問されるのだ。いわばちょっとした緊張状態に置かれたわけだ。
 なにもしないときはみんな、筋肉の痙攣がなかったのに、パットをするとイップスを経験したことのある人のうち、半数に筋肉の痙攣が起こっているのが観察された。一方イップスを経験したことのない人たちには、痙攣はなかった。
 とまぁネタ元の内容はこんなんだけど、結局やはりどうして起こるのか、はっきりしないみたいだ。
 でも賞金なんかが掛かっていなくても、いわば薄氷を踏むような状態になると、緊張する人は緊張するんじゃないだろうか。筋肉の一つぐらいふるえてしまっても当たり前のような気がする。心理的要因だけで片づけられないのかしらね。
院長  「イップスを起こす人はイップスに気合いを入れたらどうかと」
スタッフ「はぁ?」
院長  「ハ!イップスってな具合に」
スタッフ「はぁ?」
院長  「ハイッ!プスっと薄氷が割れることもあるかもしんないけど」
スタッフ「はぁ」

ネタ元
Golfer’s yip 17 April, 2005down to muscle cramp

“イップス” への1件の返信

  1. yip って、いろんなところで起こると思うけど、いわゆる過緊張なんだろうと理解しているんですがね。どうでしょう。

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