三半規管

 昼、ちょっと小用でフェリーに乗って豊後水道を渡ったときのこと。台風の影響で結構ゆれがひどかったのね。二等室の窓側に場所を確保し、畳の上にゴロンと横になって時を過ごしたんだけど、反対側見える島が完全に隠れては見えるほどのゆれ。少しでも体を起こすと船酔いが起こりそうな感じでして。


 他の乗客も酒盛りをしている人たちとはしゃぎまわる子供を除けばほとんどが寝ている状態。
 で、こういうときは進行方向に並行に寝てた方がいいのだろうか、それとも垂直に寝た方がいいのだろうか。
 並行に寝ればちょうど回転イスに座って少しづつ左右に振られるようなことになるのかなぁ。垂直だと、たとえばシーソーに寝てギッコンバッタンさせられるようなものだろうか。
 耳にある三半規管(サンハンキカン)で回転を感じてるんだけど、その三半規管、垂直方向の回転には強そうな気がする。シーソーに乗って酔ったって話は聞かないしなぁとか、考えてたんだけど。
 でもね、そばにいた3歳ぐらいの女の子、最初はおもちゃとかで遊んでたんだけど、次第に飽きてきたのか、急に立ち上がってコマのように何回もぐるぐる回り出したのね。
 で止まってもフラフラせずにじっと立ち続けるという有様。なんであんな状態のときにあんなことができたんだろうと不思議でたまらない。
 三才半ぐらいの子には、回転はキカンのだろうか。

(実は船酔いはしなかったけど、二日酔いでありまして。ほんとにきつい。トホホ)

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