レセプトオンラインと責任分界点

レセプトオンラインという、今この業界でホットな話題がある。
レセプトとは医療機関で行った医療内容の請求書のこと。これをしかるべき機関に送ることで医療労働は現金化され医療関係者は糊口をしのいでいるわけだが、今まで紙で行っていた請求を来年からすべてデジタル化してネットから請求しろとお上が指示を出しているのだ。
その一方的な態度を初めとして業界ではいろいろな不満が渦巻いており、業界の一部では裁判を起こすなどお上と少なからずのにらみ合い状態にある。長いものには巻かれろ主義者としては、やや優勢なお上におもねってさっさとオンライン化をやっているのだが、それにしても気にくわないところがある。責任分界点だ。


責任分界点、実はメモしている本人もこのシステム利用規約を読んで初めて知った言葉なのだが、要するに情報が漏れたらときどちらが責任をとるのかを決める点のことだ。その規約の「情報伝達の責任分界点」のところにこう記してある。(ほんの少しわかりやすくするため情報を送る側と受け取る側の名称を変えている)
「医療機関からお上への情報の伝達はお上の電子計算機に備えたファイルに記録された時点をもって責任を果たしたものとなります」
つまり医療機関がネットを通して送った情報はお上のコンピュータに記録されるまで医療機関が責任を持てよ、といっているわけだ。
でもね、ちょっと待ってね。え、待てない?うちの2才の双子の子でもちょっとぐらい待てるよ。
システム作ったのはあんたらでしょ。
例えばね、個人情報暴露しながらネットで買い物しても、情報が漏れたらシステムを提供したところが責任追及されるよね。普通。
”情報を漏らしたら困りますよ、お客さん”、なんていわれないよね、普通。
うちの2才の双子の子を創ったのはこのオヤジだから、おしっこ漏らしたときはちゃんと責任とってオヤジがオムツ変えてるよ。普通。
だから聞きたい。あんたらのいう責任点は違う責任点じゃないの?それは責任分界点とは違う責任テン、カ?じゃないのってね。

“レセプトオンラインと責任分界点” への2件の返信

  1. >情報が漏れたら・・って
    患者の個人情報ってことですかね?
    それとも、この医院の院長はダジャレばかり考えていて
    患者のことはさっぱり考えていない・・とかいう情報でしょうか?

  2. 院長が患者のことはさっぱり考えていない・・とかいう情報はすでに出回っています。でもそれはデマです。これをデマ回っているといいます。

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