ジェスチャー

 中学校のとき”Teacher”と綴りながら「先生は”手足減る”のだ」と語る英語の教師がいた。Teacherをローマ字読みしたダジャレだ。ほかにもいろんな語呂合わせを披露される先生で、大変学びやすかった記憶がある。
 教えることにはなにか工夫が必要なのかもしれない。看護学校で教えている身としてはなにがあるのか考えていたら、参考になるかもしれない記事があった。
 算数ではひょっとしたらジェスチャーが生徒にいい影響を与えるかも知れないというのだ。


 シカゴ大学の研究だ。8才から10才までの160人の生徒に、穴あき問題、たとえば 7+6+5=□+5という式で□に入る数字はなんですかというような問題を出す。そのとき先生は三つの行動パターンに分かれて生徒に接する。
 一つは言葉だけで問題を提示したA群、一つは言葉にあわせて右の項と左の項を指し示しながら提示するB群、もう一つは左の項のそれぞれの数字を指し示し、そして手ですくうようにして右の項の5を引くことを暗示したC群に分けると手のジェスチャーを加えた接したC群では平均して4問中3問解くことができたが、B群では2問以下、C群では一問しか解けなかったという。
 さて、この結果をどう利用すればいいのだろうか。一度大きな身振りをまじえながら看護学校の生徒と議論してみよう。
院長 「まずこういう教え上手の先生に名前をつけたい」
学生 「先生のなかの先生ということで”The Teacher”はどうでしょ」
院長 「そんな先生よりさらに一歩前を行く先生だ」
学生 「なるほど失礼しました。The Teacher」
院長 「”S cher”はどうだろ」
学生 「確かに”T cher” より 一歩前にありますね」
院長 「だから”The S cher”だ」
学生 「すばらしい」
院長 「The は 母音で始まるSの前だから ”ジ”と発音するんだぞ」
学生 「分かりました。ジ、エス、チャー」

  なんのこっちゃ。
ネタ元
Hand waving boosts mathematics learning

“ジェスチャー” への5件の返信

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