酸性雨

ある生物学系の本に書いてあった記載を見て驚いた。酸性雨は植物を枯らさないというのだ。自分を小栗旬だと思っていたが実はオラウータン似だったとわかったような衝撃だった。

見かけはそうでも心は天使のように素直な院長は、大声は喉を嗄らし、酸性雨は植物を枯らすのだと、人のいうことを信じていた。

だが確かに国立環境研究所のHPには「一般に,植物に低いpHの水をかけてもpHが3以上では葉面に可視傷害は現れてこない」とある。

調べるとpH3はレモンぐらいの酸性度のようだ。酸性雨といってもさすがにそんなすっぱさの雨に降られたことはない。

酸性雨が草木を枯らしているという文言は、いつのまにかマスコミから撤収させられていたらしい。

ああ、なにを信じて生きていけばいいのか。PH4.5のビールの酸性度を喉で確かめながら悩むのであった。

ルンバ

森田真生さんの「計算する生命」を読んだ。いつものようにとても難解な本だ。あと残りのページまでどれくらいあるのか、毎回計算しながら読む院長みたいな生命体の話ではなかったが、ナントカ読み終えた。数学の歴史と概念の変遷についての本だったような気がするがはっきりしない。
それでもそのエッセンスをいつかメモしたいと思わせる本だったが、それとは別にルンバがロボット工学の最先端を担っているとの記載があったので触れたい。
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南海トラフ地震

昨夜九州の日向灘で結構大きめの地震があった。携帯の災害アラームで飛び起き、しばらくすると住まいのビルがかなり揺れ始めた。
これって数か月前に日曜夜のNHK特集でやっていた、南海トラフ地震のきっかけになる地震じゃないか、ふとそういう考えが頭をよぎった。
たしか番組では、今回と同じようなところと和歌山沖の2か所が巨大地震につながる可能性があるといっていたはずだ。

やがて揺れは収まりことなきを得たが、今後NHKは自ら流したその情報を解説することがあるのだろうか。
どうしてその2か所を注視する必要があるのか、研究者のややこしい話があったのだが、よく覚えていない。もちろん仮説の1つなのだろうが、そうではあっても放送した以上、NHKはその仮説を支持する立場にあるはずだ。

そうでなければ単に番組の信ぴょう性を大きく見せるだけの、難解ブラフになってしまう。

(1月25日 投稿)

「世界は「関係」でできている」

カルロ・ロヴェッリ氏の著作だが、なんだって?
そんなことはワイドナショーを見てればわかることだ。不倫関係や熱愛関係など、世界が関係で成り立っていることはいつも報じられている。

でもね、そういうことじゃないらしい。これは量子論敵視点から世界を解釈する哲学的アプローチの本だ(と思う)
とても難解な内容で、興味を抱く行為とその対象を理解する行為にはとてつもない乖離があることを実感させられる本でもあった。
そうはいっても、ひとつ気になることがあったので、メモしておく。

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進化の技法

昨年もかなりの数の本を読破した。あまりに多すぎてほとんどの内容はよく覚えていない。少しぼけたのかとも思ったが、群衆を見てひとりひとりの顔を覚えていないのと同じだと思えば、ぼけの程度は軽いと納得した。

そうはいってもとくに印象深い本がいつくかあった。そのうちのひとつが「進化の技法」(ニール・シュービン著)だ。
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慮る(おもんばかる)

幼いころ、住まいは小さな商店街のなかにあった。そこに月になんどか行商のおばさんたちが来て、品物を売っていた。そのとき使っていたのが、さお秤。野菜や穀物など、量を小分けにして天秤に掛けられるものをさお秤の皿に乗せ重さを計量し値段を決めていたのだ。
子供ながら、なぜこんな簡単な道具で重さが図れるのか不思議だったが、その重さの単位であるキログラムの基準が変わるという。
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犬好き遺伝子

スウェーデンのウプサラ大学の先生方、申し訳ありません。
我が家にはチワワがいて、二卵性の子の一人はその犬をかわいがり、もう片方はあまり興味を持っていないようなのですが、これはひょっとしたら先生方のおっしゃる通り、二人の遺伝子の違いが原因かもしれないですね。
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GOD

カールセーガンの、確か「コンタクト」だったと記憶するが、次のような意味の文言があった。
神がいるならなぜ月に”私はいる”と書かないのか、と。つまり、その存在を訴えるために、ちまちました奇跡をわずかな人に見せるより、衆目を集めるはずの月への”広告”をなぜしないのか、ということだ。
きわめて理にかなった主張だと思う。だが、彼も間違えることはあるようだ。そのメッセージは月ではなくなんと亀にあったのだ。
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