ADSL

HPを始めてネットの利用時間がいままでの倍以上にふくらんでしまった。ネットでHPの素材を探したり、URL上の作動を確認したりの、いわゆる初期投下の影響だと思うのだが、当然お支払い額はアップ。じゃあ、ズート一定料金でネットにつなげるADSLというのがあるみたいだから調べてみようと、さっそく図書館から入門書を借りていたが、他の本のなかに埋もれたままだった。その返却期限が今日だったのに気づき、あわてて朝5時から風呂につかりながら読む、というか眺める。


[ ADSLはNTTのアナログ回線を利用しての高速データ伝送を可能にした技術のことです。
また、受信、発信の速度の違いが「非対称(Asymmetric)」であることから、Asymmetric
Digital Subscriber Line(非対称デジタル加入者回線)と呼ばれ、その頭文字をとってADSLといわれています]
 これは、DionのHPからの抜粋。いままでの電話は電話線の低周波の部分だけを使っていたけど、ADSLは高周波のところも使うらしい(図はながめた本からのもの)。図の下の部分は送り手が使うところらしく、狭いので時間がかかり、上の方から送られてくる情報は、広いから大量で早い移動が可能だという。これを読んだとき、さもしい性格ゆえ風呂のなかで汗をかきながら、すぐにこう思った。
 街の食堂でテーブルにつき一人めし食ってたら、合い席いいですかってきかれるようなもんだな。で、料金は割り増しかよ。そりゃ、ちょっとなぁ、ってね。
 でも汗をそばにかけてるタオルで拭いているときふと思い出した。たしか、通話中は、お互いに一本の電話線でつながれてるだったなぁ。ということはテーブルの向こう側に、食堂のおばちゃんから、うまそうな肉じゃがや野菜炒めを並べられるようなもんだな。食べたら料金取るよ、ってわけだ。ふむふむ。風呂からあがったときは、十分納得。
ってことで、昼間Dionのページから定款を読み、わけのわからないとこはしつこくサポートに問い合わせ、なんとか契約をアップロードすることができた。うまくことが進めば今月おわりから。
 はい、並んで。はい、手をつないで。はい、パチリ。
 これでみすぼらしいこのコンピューターもADSLさんとご親戚つきあいです。
 夕方借りていた本を図書館へ戻しに行く。直方の図書館では一人5冊まで借りれるのだが、知人のカードを借りて最近は、一度に10冊近く借りることが多い。図書館の近くにいく用事があって、きまって木曜。最初ざっと目を通し、読まなくちゃと思える本は3,4冊というとこかな。利用期間は2週なのだが、一度だけ延長ができるので、時間的にもまぁまぁ余裕がもてる。
 ちょうど2週前にも10冊まとめ借り。先週の木曜の夜に、夜間用返却口に4冊投げ込んでいたので、残りの4冊を返し、残りの2冊を延長、そして新しく何冊か借りようと考えていた。
 新しく本を選ぶ前にカウンターへ本を戻しに行く。最初の4冊を、返却しますと差し出す。カウンターの女の子は愛想良く受け取り、黙って本のバーコードでパソコンに返却情報を読み取らしていた。つぎに残りの2冊を、延長の希望を伝え差し出す。彼女はまたパソコンに入力していたが、延長できないという。
「これ返却期限は先週だったんです」とのこと。返却した4冊も同じで、2週前に借りたというのはボクの勘違いで、実は3週前だった。つまり先週は、借りていた本を全部返さなくてはならなかったのだ。すいませんってことで、また何冊かの新しい本を借るだけにして、こそこそと図書館を後にした。
 でも、わぁっと借りて、ゆっくり戻す。なんだかADSLってカンジ。

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