X考

県医師会報にコロナ新種のギリシャ文字を使った呼び方についての寄稿文があった。
そのなかで、14番目の「クサイ」はそれを表す「Xi」が習近平さんの名前表記と似るから避けられたらしい、との短い記載があった。
もしそうならクサイものに蓋をしたことになるのだろうが、少しピンとこない。

そもそも習近平さんはクサイ近平さんではない。
そこで少しググってみた。

ギリシャ文字の「クサイ」は英語で xi と表記される。 
習近平は英語の発音を日本語の片仮名で表記すると「シージンピン」となり、最初の「シー」の英語表記は Xi になるようで、ここでバッティングするというわけだ。

日本人に Xi の読みを問うても、どれだけの人がすぐに シー と発音できるだろうか。
それよりも若者風のキモイといった言い回しに倣い Xi を バツイ との読み方が、自分を神格化させようとしている人には一番ふさわしいような気がする。

ところでXで始まる英語は少ないようだ。
ザ・ジャガーズの『キサナドゥの伝説』って曲知ってる?
美しいメロディと切ない声がエモいよね。ってロートルしかしらないか。
(キサナドゥは 英語の Xanaduで意味は 桃源郷、ロートルは中国語で 意味は老人 書き方は知らない) (XωX)