songs
 ウチのアホ犬はワンワン鳴きはするが歌を歌っているとは一度も思ったことがない。間違いなく鼻歌を歌いながら主人のことをバカにしているはずなのに、不思議とそうは聞こえない。
 だがネズミは違う。実験用のオスネズミのことだ。メスがそばにいるとこんな風に歌っているという。
 超音波で鳴いているのをコンピューターで分析したものだ。


 もちろん歌というのものがなにかという問題がある。ネタ元の研究者は次のように定義している。
 1)単純な音の繰り返しでなく多様な音節に分かれている。2)音にある程度の規則性がある、の2点だ。
 だがまだまだ歌としては未熟だ。いわばヒナ鳥が歌を練習している段階ぐらいの能力で奏でている。これが求愛行動と関係あるかどうかについては分からないが、遺伝的に操作しやすいネズミを用いて、ヒトの歌を歌う能力の遺伝子の発見につながるかもしれないという。
 この記事を読んでいくつかの疑問がわいた。
 まずなんという曲を歌っているのだろうか。野生では確認されていないという。なにか曲名が浮かんでくるのだが、はっきりしない。コンピューターの分析はドナドナんだろう。
 次の疑問はネズミたちはだれから歌い方を教えてもらっているのかということだ。というのはヒナ鳥は成鳥の鳴き方を真似ることでうまくなるのだ。ネズミたちはきっと全体としてうまくなる途中にあるのだろう。
 
院長  「この過渡的時期に名前をつけたい」
スタッフ「はい?」
院長  「チューチューと不安定に鳴きながら音を探している時期だ」
スタッフ「だから?」
院長  「チューニング中」
スタッフ「飼い犬の鼻歌が聞こえます」

ネタ元
Researchers add mice to list of creatures that sing in the presence of mates

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