共感覚

共感覚という、その感覚を持っていない多くの人からすれば奇妙な感覚がある。ネタ元によると、たとえば数字が立体的に見え、1980が1995より遠くに見えるとか、年数がらせん階段に見えたり、1月や2月などの月が円状に配置されて見えたりするという。
以前にもこの感覚についてメモしたことがある。そこから引用してみると”文字や数字に色がついていたり、逆に色に、固いや力強いなどの個性を感じたりする”、あるいは”2月が平らなリボンを身にまとったように見える”人もいるようだ。


一番多いのはこの色付きの文字や数字で、実際に写真のように見えているらしい。
そういえば昔読んだ本に、この共感覚が実際にあるのかどうかを調べるための実験というのが紹介してあったのを思い出した。それは図の左のような絵を見せ、この場合2を数える上げる時間を、共感覚を持っていない人と比較するというもので、明らかに共感覚を持つという人の時間の方が短く、そうした実験の積み重ねで、ともすれば精神科疾患のように扱われていたこの感覚が認知されていったらしい。
この共感覚を持つ人は持たない人より記憶力がいいかもしれないというのがネタ元の内容だ。
共感覚者とそうではない人それぞれ10人を対象に、1950-2008までに起こった100以上の事件を映像で流してどれだけ覚えているかを調べたら、共感覚を持っている人は平均4年ほど違ったが、そうでない人たちは8年違っていた、というようなことが述べられている、ような気がするのだが、翻訳力がいまいちのこともあってか、正直、ふーん、という印象しかない。
そもそも一般人としては記憶力云々よりその共感覚自体で十分驚きなのだ。
だがそういうおやじも実はこの共感覚を持っている。とくにビールを飲んだとき、その感覚が生じる。

文字が生き物のように見えるのだ。右図を見て欲しい。Aに混じってBが見える。これが瞬間的に分かるのだ。



ネタ元
People who ‘see’ numbers have better memories for dates

“共感覚” への2件の返信

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