働きアリの2割が働いてないという<科学ニュースが届いた。
”働く”の内容を、「巣の外にエサを採りに行く」「卵や女王アリをなめてきれいにする」「ごみを捨てる」などに定義して観察した結果らしいけど、かといってなにもしてないわけではなさそうなのね。
その2割のアリさんを除くと怠けるものが出てきたりしてるみたい。で、研究した人の結論は、「働かないアリは一見、役に立たないようだが、コロニーにとっては意味があり、役立っているとしたら興味深い。年を取って働けないのかもしれない」
ハチとかアリさんの世界の一番の特徴は女王さまに従うこと。でもこれって、働きバチとかアリさんが女王さまを牛や馬を飼うように養っていて、子孫を生ませているという見方もあるのね。ようするに女王さまのためでなく、みな自分の子孫のために働き続けているってわけ。
だとしたら、この2割のアリさんは、肉体的エネルギーを節約してうまく立ち回っているのかもしれないなぁ。
人の社会でいったら、ヤクザやさんってトコ?
アリは蟻酸(ぎさん)ってのを出していろんなものを溶かすから、これを武器にほかのやつらを脅かしてるんじゃなかろうか。
若いアリはカツを入れなくても、黙々と働き続けてるようだから、問題は老アリだな。
きっと蟻酸をちらつかせながら、こういってるじゃないかと。
「ホレホレ、じーさん、ぎーさんだよ」
あるいは筑豊のアリは、こういってるんじゃないかと。
「ぎさん、ぎさんだぞ、じーさん」