ひょうたん島

iceberg

NHKの「ひょっこりひょうたん島」を見て育った。波をかきわけチャプチャプ進む島があったらなんて素敵なんだろう。少年院長は夢を膨らませたものだ。おかげでどこに向かうか分からない漂流人生を強いられている。


 だが海を漂う島が現実にあったのだ。もっともそれは土ではなく氷でできている。南極を覆っている氷のシートが一塊となって剥がれているのだ。上がその証拠写真だ。いろんな意味でヒヤっとする光景ではないか。
 アメリカのコロラド大学の研究者らによると2002年4月2005年8月までの間に年当たり152立方kmの氷が失われているという。それは地球の海面が年に0.4mm上昇するに等しい量だ。
 二つの衛星からのデータを分析したもので南極の西の方で氷の流出は起こっているという。
 2001年の予測では地球温暖化で沈殿物が集積し南極大陸の氷は増すものと予想されていたのだが、どうも違う事態が進行しているようだ。
 米国の超大型のハリケーンやヨーロッパの洪水など確かに地球のシステムが壊れ始めているような現象が起きている。この南極の氷もやはり温暖化と関係があるのだろうか。
 今からでも遅くない。もう少し環境問題に目を向ける必要があるだろう。
 氷の島を見て、ヒヤっ氷ひょうたん島などというような冗談をかます不届きなおやじがもしいたら、もう少しまじめに考えるよう促したいものである。

ネタ元
Antarctic ice sheet melting fast

“ひょうたん島” への2件の返信

  1. 「ひょっこりひょうたん島」いやぁ懐かしいです。
    主題歌を、中山千夏さんが歌っていました。
    いま、彼女なにしてるんだろう。

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