膀胱癌

 犬が膀胱癌を嗅ぎ分けるかもというニュースより。


 もともと皮膚癌の組織を嗅がせることで皮膚癌を見つけるよう訓練された犬がいたのね。で、研究者の方たち、それじゃ膀胱癌にも使えないだろうかと考えた。
 で、36人の膀胱癌の患者からのおしっこと108人の健康な人のおしっこで練習開始。いろんな種類の犬6頭が7ヶ月間、しごかれた。犬は膀胱癌のおしっこでは、伏せをしなくてはならない、
 で、いざ出陣。膀胱癌の人のおしっことそうでない人のものを、いろんな組み合わせで、それぞれをかぎ分けさせると、癌のおしっこの前で伏せたのが41%で、この率は偶然で起きる割合の14%より高かった、というのが内容。
 以前、犬が人の前立腺癌を診断するかもしれないというニュースに、鋭い分析のメモをしたことがあるけど、これまた同様のお話なのね。最初のときは、ほんとかなぁという気持ちが強かったけど、似たような報告が重なると、以外に現実性があるのかもしれないという気になる。
 でもね、人の命令さえもよく聞かないウチのアホ犬なんか見てると、やっぱりどうなんだろうって気になる。
 まぁ全部の犬が”癌見つけ犬”になるわけじゃないし、やはりきびしい訓練に耐えられる犬ならやってのけることができるのかもしれないね。
院長  「実は、ウチのアホ犬も癌を見つけることができるんです」
研究者「院長よりおりこうってわけですね」
院長  「ウチのはお座りしないで立ったままになります」
研究者「分かりました。イスに座ってても診断できない院長よりおりこうってわけですね」
院長 「おしっこの臭いを嗅がせたとき、立ちっぱなしになるんです」
研究者「普通のおしっこと比較しました?」
院長 「はい。やはり、ガンとして振る舞っているようです」
研究者「……”お座り”をしないだけじゃ?」
院長 「はい、ガンとしていうことを聞きません」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。