パーカー

 宮古島トライアスロン顛末記。
 南の島に乗り込んだあと、のんびりとレース前の日々を過ごしていた。いつもは鋭気を養うという意味でのんびり過ごすんだけど、今回のは違っていた。
 結局帰りの飛行機がうまく手配できず、レース当日の最終便で宮古島を発つことを計画せざるを得なくなってしまっていて。
 レースは朝7時半スタートで、トップ選手はだいたい午後の3時台にゴールするんだけど、こちらのゴール予測タイムは午後8時台。
 くだんの最終便は午後4時台。どう計算しても最終便には乗れそうもない。


 で思いついたのが、レースをなかばで中断すること。実際には自転車150kmの距離を50kmで止めて宿に戻り、帰り支度の準備をするという予定で現地に乗り込んでいたのね。
 宮古島のトライアスロンはスイム3km、自転車150km、ラン42kmの距離で、それなりにトレーニングを積んでいないと、痛い目に会うレース。でも最初泳いで、自転車50kmぐらいで止める程度なら、それほど体力的な準備をしておかなくても大丈夫だろうという腹づもりがあった。それに3,4月は身の回りがゴタゴタしてて、十分な練習ができずにいたので、これ幸いにとレース中断を喜ばしく思う面もあるような状態で宮古島入りしてた。
 というわけで、のんびりのんびり、表現を変えるとチビリチビリ喉を潤しながら島の日を送っていたわけ。
 ところが完走賞が、とてもすてきなパーカーという話が伝わってきて。
 この宮古島はpapasというアパレルメーカーの社長も参加していることもあって、いつも完走賞はこのpapasの服がついている。で、今回は20回大会ということもあり、普段より数段いい服が準備されているということらしいかったの。
 で、レースの前日の土曜、これもビールをちびりちびり仲間とやってるとき、もう一度帰りの便を確かめてみたらどうかという話になって。
 それじゃと航空会社に連絡を取ると、どういうわけか悠々と席を確保できるじゃないですか。
 酒の勢いも手伝ってか、これはレースに参加しないわけにいかないと、急に決心する。
 ラン用のシューズも用意してなく、また長い距離用のバイクの仕様にもしてなかったけど、ランシューズは知り合いの選手から調達でき、またバイクも動きさえすればなんとかなるだろうということで、翌日のレースのスタート地点に立ったわけでして。
 おかげでヘロヘロの状態だったけど、なんとか帰還でき、すてきなパーカーをゲットすることができた。
 おバーカーな動機だけで完走できたレースでした。

ランシューズを貸して頂いたNTTの前田さん、ならびにランウエァを頂いた同じくNTTの松山さん、ありがとうございました。

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