ノーベル平和賞が日本被団協に与えられた。
ご自身の頬を引っ張り現実を確認する映像がテレビに流れるなど、長い間のみなさんの苦労が報われた報道を見て、同じ国に住むものとして心から喜びを感じる。
人類で唯一、核の悲惨さを体験した方々の核廃絶への思いがようやく世界に認められたということだ。
ただもやもやしたものを感じるのも事実だ。
“権威” の続きを読む
医学のような、科学のような、ジョークのような日々のメモ:
ノーベル平和賞が日本被団協に与えられた。
ご自身の頬を引っ張り現実を確認する映像がテレビに流れるなど、長い間のみなさんの苦労が報われた報道を見て、同じ国に住むものとして心から喜びを感じる。
人類で唯一、核の悲惨さを体験した方々の核廃絶への思いがようやく世界に認められたということだ。
ただもやもやしたものを感じるのも事実だ。
“権威” の続きを読む
書店に行くと、まるで見えない誰かがわたしの手をするりと撫で、平積みしてある本に仕向けたように、わたしは自然に手を延ばした。手にしたのは「禍」(小田雅久仁 著)だ。
“怪奇” の続きを読む
最大野党と自民党の党首が決まり、日本の政治の方向性にいつにも増して興味が沸いている。
見た目にも横綱級の今の二人であればがっぷり四つに構えて闘って欲しく、正直どちらにもエールを送りたいのだが、ひとつ野田佳彦さんの言葉に引っかかるものがあったのでメモする。
“親ガチャ” の続きを読む
今まで医師会への寄稿文をなんどかここにメモったことがある。いつも寄稿したあとにここに書き留めていたのだが、よく考えると著作権触れるわけでもなく、またなにかの文学賞のように、どこかに発表したものはダメよ、ってなことではないわけで、そもそも誰の目を汚すのかさえ分からないのに、なんとなく自分の高慢ちきさに恥ずかしくなる。
ということで、おそらく近々医師会雑誌に寄稿することになるだろうものをメモしてみる。
“電子処方せんと電磁気力” の続きを読む
点灯と書かれたスイッチがあるとしよう。もちろんon-offすれば照明が点ったり消えたりするものと誰もが考える。
ところがそのスイッチを触ったあとにどこかにあるコードの抜き差しをしなくてはならないとなると誰もが戸惑ってしまうはずだ。
“ネーミング” の続きを読む
デジタル化大臣ならびにマイナをごり押ししようとしている関係お役所のみなさま。
なんとかわたしのクリニックでもマイナが使える体制が整いました。
ほんとに微々たるものですが日本医療のDX化の一助になったことをうれしく思っています。
“文字コード” の続きを読む
マイナカードやそれに関連する医療機関へのオンライン資格システムの押し付け、最近、国とはなんぞやと考えさせられることが多い。
この本は改めてこの問いを思い出させるものだった。
“黒い海(伊澤理江 著)” の続きを読む
愛について、どう説かれても、実際それを経験しないとその醍醐味には触れることはないだろう。最近、そのことを身をもって実感した。
オンライン資格認証についてまったくといっていいほど、気にかけていなかった。
もちろんお上のわれわれ弱小の民に送り続ける秋波は知っていた。オンラインでつながればお前たち、民は便利になるぞ、そう領主さまは思われたのだろう。ただそのゴリ押しともいうべきやり方をこの上なく煩わしく思っていたのだ。
“愛について” の続きを読む
高校二年生の双子の君たち、釜山は楽しかったね。なによりも君たちが積極的に英語を使って人に語りかけようとしている姿を見てると、ママが旅費をやりくりするために、父さんの小遣いが削られていたことが報われる気がした。
“釜山” の続きを読む
昨年来、”枝番”が保険証に追加されている。
従来の世帯単位での記号、番号ではオンライン資格確認ができず、個人単位化の番号として新たに設置されたものだ。
その仕様を見ていると、なんとなくミトコンドリアを連想したのでそのいきさつを述べたい。
“枝番とミトコンドリア” の続きを読む