ファン心理

 ワールドカップ予選、日本対北朝鮮戦でにわかサッカーファンになった。とはいってもフーリガンはもちろんのこと、歓声を上げながら応援するファンの心理はどうも理解できない。スタジオの観客を初め、ファンというのはきっと選手になったような気分で応援してるんじゃないだろうか。テレビに映るあの騒がしさを見てると、自分が走り、キックし、シュートしてるとしか受け取れないんだけど。
 その点、冷静に試合を観戦することができる自分が誇らしい。つまりは、熱くならず采配を振るう監督とか審判のような、選手の上に立つ資質があることだ。いずれ日本サッカー協会から要請がくるかもしれない。
 もっとも、フィールドの選手が一人ぐらい増えていても、気づかないだろうから、ご迷惑をかけるかもしれないけど、おいおい勉強していけばいいことだ。


 とまぁ、ファン心理に水を差すような、いつものくだらないメモとなりつつある。でも本当にファン心理とういうのは複雑だと思わせる記事があったので、紹介しようかと。
 イギリスでのことで、これはラグビーファンの話。
 26才のGeoffさん、居酒屋でラグビー観戦しながら一杯やっていた。イングランド対ウェールズ戦。Geoffさん、大のイングランドファンだったらしく、勝利を疑わない。で、なにをトチ狂ったか、ウェールズが勝ったら金玉を取ってやると言い出した。もちろんジョークとしか周りは受け取らない。
 でも結果は11-9でウェールズの勝ち。それも12年間で初めての勝利だった。
 さてGeoffさん、どうしたかというと、200m近く離れた家に帰ったかと思うと、また戻ってきた。それも睾丸を手にして。
 ナイフで切ったらしいけど、そのあと重体となり病院へ運ばれていった、というのがこの記事の内容。
 職業柄、男のイチモツに真珠を入れた方などお見受けすることがある。興味本位でやり方を聞くと、娑婆ではナイフ、非娑婆では、割り箸などの木を鋭利にして自分でグニュっと切れ目を入れて、真珠を入れたあとは、じっと押さえておくだけだという。
回 教の教えの割礼なんかも、赤ん坊のときにオチンチンの皮をグイと引っ張ったまま、これもエイと切って、あとはじっと押さえるだけだという。
 いずれもその現場を見たことはないけど、たぶんそれで止血はできるような気もする。
 でも記事は違う。その内容がほんとうだとすれば、大出血が起こってたはずだ。血をポタポタ垂らしながらか、ズボンを血でドボドボ滲ませながら200mを歩いて来たのだ。
 いったい何を考えていたんだろう。いくら頭に来たからといって、ひとりよがりがすぎる。ここまでくれば、ほかのラグビーファンに対して恥知らずな行為だといってもいいんじゃないだろうか。
院長  「とはいっても、睾丸に血がないと思ってたフシもある」
スタッフ「というと」
院長  「本当のファンに対して、あまりにずうずうしくあつかましい行為だろ」
スタッフ「まぁ」
院長  「厚顔無恥だろ」
スタッフ「まぁ」
院長  「睾丸無血な行動だろ」
スタッフ「…どうでもいいけど、日本が勝った瞬間、大声出すのはやめてね」

ネタ元
Well, at Least He Won’t Be Fathering More Fans…Tue Feb 8, 2005  REUTERS

“ファン心理” への2件の返信

  1. 一人で観てましたが、2点目ゴールの瞬間は思わず
    「w(゚o゚)w オオー!」って拍手してしまいました。

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