上の写真は中国の大学生が、ネットの未来を賛美するために”@”を人文字で造ったものだ。別にメモの気を引くために掲載したわけではない。どこの国の大学にもアホがいるということを確認するためのものでもない。
この学生たちが、@の本来の意味を知っているのか気になるのだ。
たとえば手元にある医療用通販の雑誌を開いてみると、こんな記載がある。
「心電図台紙 1袋100枚入り2000円(@20)」あるいは「計量カップ10ml 1箱200個入り2000円(@10)」
もうお分かりだろう。このマークは、単価を示すのだ。もう少し説明してみよう。この”@”は、単価を示すものだ。つまり単価を示すマークが@だ。
よく考えると、これ以上説明できないことに気づいた。ということで、”絵文録ことのは”というサイトからの内容を拝借してみよう。
そもそも英語圏だけに通用していたマークで、それ以外の国にはこの記号さえなかったのだ。通販雑誌にある記載もそれを真似たものだ。異文化を安易に取り入れる民族性がここにも現れているという批判もできるだろうが、「タンカ 1箱10個入り10万円(タンカ1万)」などという煩わしさを避けることができることを考えると、ありがたいような気もする。
じゃあ、この@はなんと呼ばれているのかご存じだろうか。もちろん”アット”だ。この呼び方は世界共通と思っておられる方も多いだろう。でも違う。こんなチンケなメモを見ているから視野が狭くなるのだ。実は「いくつかの言語では@は単に「at」と呼ばれるが、非常に面白い多種多様なあだ名がこの小さな記号につけられるようになっ」ている。
たとえば”サルの尾”や”豚の耳”、果ては”メーキャップしすぎる女性”を意味する言葉を使ったりしている。なんと呼ぼうかと迷っている国さえあるのだ。その辺りの詳細が参考サイトには述べられているので、ぜひ一読あれ。
こうした事実をこの学生たちは知ってるのか。その@の持つ歴史的な意味を世に訴えることもなく、単に注目されたいだけのパーフォーマンスになってるんじゃないか。そういう危惧を感じたからここで取り上げたのだ。
でもまぁおもしろいことはおもしろい。ほかのブログに載っていれば覗いてみたくなるような写真ではある。
きっと今日のメモを見た人も関心をもってくれるだろう。
だが念のためもう一度メモしておくが、こんな写真があったのか、などと気を引くために掲載したわけではない。
こんな写真が、アッ、タンカ、などというために掲載したわけでは断じてない。
ネタ元 Students’ naked performance causes outrage 22nd April 2005
参考サイト 絵文録ことのは
@驚く為五郎
変態大国 中国
中国の学生が裸で@マーク作ってます。
無理矢理つきあわされてるのがわかります。…
「計量カップ」でブログ検索してみました。
「 計量カップ 」の検索結果で、「院長室 .. 」さんを紹介させていただきました。つながり系サイトです。