レンタルチャイルド

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 お金さえあればなんでもできる。放送局を買おうと思えば買えるのだ。では他人の子供を借りることができるだろうか。無理だと思う方は世間の事情に疎い方だ。米国ではそれができるのだ。
 このサービスをしている会社、RentMySon.comは子供を亡くした人たちを対象に1998年から活動をしているという。


 慈善事業なら分かる。子供を失ったため苦しんでいる人たちのところに慰問に行くというのは、きっとすばらしいことだろう。でも、これが商売としてやられているというから困ってしまう。
 院長みたいなのが医者やってるというのも、米国人なら納得いかないかもしれないけど、やっぱりこれは納得がいかない。
 だいたいお金さえあればなんでもできるという態度がなじめない。今日の院長を見ろ。ある事情でとてもひどい二日酔いだったのだが、庭の草取りを3時間もやったのだ。お金を払ってシルバー人材センターに頼むという手もあったのに、自力でやってしまったのだ。
 もちろんシルバー人材センターに払うお金が惜しいわけじゃない。もったいないとか感じているわけじゃない。そんな金があったらビール代に回した方がいいとか思ったりもしていない。
 ただ、なんとなく自分でやった方が得かなと思っただけだ。
 問題の会社の料金表は、どうも契約しないと見せてもらえないようだけど、もしシルバー人材センターに支払う料金より安ければ、子供たちに庭の草取りをお願いしてもいいかな、などということももちろんこれっぽっちも考えていない。

“レンタルチャイルド” への2件の返信

  1. 女性のレンタルは昔からあるけど、シルバーに続いて子供までもですか・・・。
    あと、レンタル対象にならんのはオヤジくらいなもんですなー

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