地図記号

 2万5千分の一の地図記号に博物館と図書館の記号が加わるそうな。ここの資料3にあるような図柄になるとのこと。
 なんでいままでなかったんだろうね。数が少なかったということなのかなぁ。でも少ないといえば、裁判所や警察署なんかもそうだけど、記号は昔からあるんだよなぁ。


 そういえば、ここ直方の図書館も、今でこそ新築のビルの中にあり、蔵書も相当抱えるようになっているんだけど、つい数年前までは、電話帳に図書館の番号がないというありさまだったのね。で、市役所に聞いてみると、何課は忘れたけど一部署の管理下にあるような扱い で、いわば図書室ってカンジだったの。
 いわんや博物館なんて、ここにはまだないし。
 そうした文化施設ってのは、都市部はかなり充実しているようでも、地方はまだまだだなぁというのが実感。
 ようやく文明開化が地方に広がり始め、地図記号が後追っかけているってことなのかしらね。
 ところで地図の利用法ってのはいろいろあるんだろうけど、ボクなんかは道調べるときしか使わないし、ほとんどの人がそうじゃないかしら。だったら大きな道しるべになる、少ない施設は、畑とか果樹園とかとは違う、一目で分かるようなのがいいんだけど。
 本が少し斜めになっただけの今回の図書館記号とか、かなり分かりずらいんじゃない?
運転手「車でグルグル回っても、どこが博物館か分かんねーよー」
助手席「図書館もそう。ほんとこの地図分かりにくいわね。感でいくしかないの?」
運転手「ハー、クー、ぶつかんねー」
助手席「あ、分かったのね。次は図書館ね。どうしょー…カンよ」
運転手「あ、分かったんだ」
助手席「…」
運転手「…」
 愛し合う男と女の間に生じたこうした小さな亀裂が、やがては警察署か裁判所を探さなくてはならない事態を招いたときのためにも、国土地理院は分かりやすい記号を用いるべきだと思う。

えー、貴重な昼休みを潰し、思考がおよそ一時間、迷宮の地図をグルグル辿ったあげく、ようやくここにたどり着きました。思考であれ、なんであれ、やはり明確な道しるべの必要性を実感しました

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