先日テレビのニュースで流れた興味ある話題がどこかのサイトで詳しく扱われてないか探したが、見あたらないので自分で紹介してみようと思う。
東大の研究で視覚障害者の人たちは通常の会話を3倍の速度にしても内容が聞き取れるというのだ。
登場していた数人の障害者たちがそれを実演していた。実際にテレビで流れた三倍速の音声はとても聞き取れるものではない。だが障害者とっては容易なことらしく、なかの一人はなぜこんな内容が聞き取れないのか不思議だとまで語っていた。推測だがゆっくり聞こえるというよりは音の分解能がいいということなのではないだろうか。
驚きは二つある。一つはいうまでもなく脳の潜在能力だ。きっとほかの感覚でもなにか知られざる能力が秘められているのかもしれない。ひょっとすると努力すれば人の3倍の早さで飲んでもビールの味を楽しむことができるかもしれない。
もう一つはなぜこの事実が今まで分からなかったのかということだ。
確かに早送りの言葉というのはそう耳にすることはないが、テープの早回しやなにかで決して耳にしないわけではないはずだ。視覚障害者がそれを耳にしたとき、聞き取れたことを健常者と話し合うような機会が少ない、言い換えればまだ健常者と障害者の間に壁があるということなのだろうか。
お酒の席で人より早くビールを空ける院長と回りの人の間に壁があるようなものだろうか。
事情で時間がなくこれ以上の考察はできない。時間があってもやらないだろう。
ということでサンプルを作ってみたので実際に聞いて頂こう。
三倍速のもの。
そして普通の速度。
やっぱり分からないよなぁ。
声元
山下総合病院のラジオ番組から。
”日本一の院長室”を競い合っているサイトだ。イェーイ。
おもしろぞ。こんどアルタでライブやるそうだぜ。
以前、聞いた話しですが、視覚障害の学生に何度か研究室をたずねられた教授が、どうやって自分の研究室を探し当てるのかと聞きました。すると学生は「先生の部屋からは時計の音がするので、一度来たら覚えた。」と言ったそうです。教授の部屋の壁にはクウオーツの掛け時計があったそうです。・・・私の部屋にもありますが、私の耳には何も聞こえません。
クウオーツの時計ですか。すごいですね。
わたしなんか、患者さんの心の叫びが聞こえるくらいです…ウソです。