熱く暑い日が続いている。昨年より確実にその暑さは増している。
地球規模での山火事や熱波の襲来は、間違いなく院長のせいではない。なぜなら、ずっと日本にいるからほかの国の山に火をつけることなどできないし、とてつもなく巨大な釜でお湯を煮立てているわけでもないからだ。
そして世界の多くの人はこの院長を真似ている、きっと自分のせいではないと思っているはずだ。
そもそも人は未来を考えることは苦手なのだ。もちろん仕事のあとの一杯とか車のスピード出しすぎで起こる事故など、近い未来は予測できる。
だが年程度の短い未来でさえ、そこに必ず自分がいるかどうか分からないから、考えるには少し苦手なのだ・・・
なんておろかなことを暑さのなかでぼんやり考えてみた。
もちろんこんな悲観的な意見はだれかに微塵もなく論破されるだろう。さもないと来年、もっと暑い夏を迎えることになる。もっともそのとき院長がいるかどうかは分からないわけだけど。