サブリミナル効果というのがある。英語で”subliminal”と綴る。
”sub”は”下”を意味する接頭語だ。サブ郎は次郎の弟であるのを考えれば理解しやすいだろう。”liminal”というのは、日本語で”リミナル”と綴る。意味はよくは知らない。
で、ネットで調べると、”limen”という意識と潜在意識の境界である意識を意味する心理学用語から来てるらしい。まぁつまりは意識下での効果という意味になるのだろう。
具体的には、テレビや映画などの画面に視聴者が判別できないほどごく一瞬だけ、意図した画像を流す。すると深層心理に影響していろんな行動を引き起こすという。
その真偽については個人的にはどうも懐疑的なのだが、こんな研究をみるとやはりあるのだろうかと考えてしまう。
カリフォルニア大学の学生を対象に行われた実験だ。
水と砂糖とレモンを混ぜた、”不思議な飲み物”を学生に飲ませる。ただし飲む前に普通の表情をした顔の写真を見せるのだが、サブリミナル効果として笑っている顔と眉を寄せている顔を入れる。
すると好きなだけ飲んでいいという条件で39名を対象に調べると、笑っている顔を効果として入れらたグループは、しかめっ面の顔を入れられたグループに対し、倍飲んだ。
もう一つの実験として、29名の学生にその飲み物をすすらせる。すると笑った顔を入れられたグループはその飲み物を全部飲むのに38セント出してもいいとしたが、しかめっ面の方は10セントの値踏みしかしなかったという。
幼いころからの表情を読む能力が、笑顔に新しい行動を起こす動機を見いだしているのかもしれないというのがネタ元の内容。
やはりこの効果は本当なのだろうか。だとすれば気になることがある。
というのは仕事柄、子供と接することも多々あるからだ。その子たちは院長を尊敬のまなざしでみつめることだろう。もちろん他のりっぱな医者たちを見てきたからだ。
その期待に反しないよう、だらしない生活を送っている姿を隠そうと必死に努力はしている。
だが人のやることには完璧はない。だらしないおやじの姿を診療の合間にチラリとかいま見せているかもしれない。
クリニックを訪れた子供たちを追跡調査すれば、なにか悪い影響を受けていることが明らかになるのだろうか。
そのうち掃除をさぼり、宿題をさぼり、仕事をさぼり、そして人生をさぼるようになるのだろうか。
もしそれが証明されれば、”サボリ身になる効果”と名付けようかと考えている。
ネタ元 subliminal smiles can sway you
参照メモ サブリミナル
ちょっとオモシロイ☆『サブクナル効果』は入ってなかった見たいです♪
”サボリ身になる効果”には、座布団一枚あげましょう。
でも、この、カリフォルニア大学の実験は、サブリミナル効果ではないと思います。どうでしょう?
「おいしいよ!」と言いながら飲ませるのと、「まずいよ!」と言いながら飲ませるのとでは、違うに決まってるでしょう。サブリミナル効果というよりも、誘導でしょう。