よその病院に診療手伝いに行ったときのこと。スタッフの方の話によると、その病院、外来でフットケアというサービスを患者向けに始めようとしているらしい。
フットケアと横文字でいうと、なんだか新鮮な印象を受けるけど、要するに足裏のマッサージ。診察までの待ち時間に足がお疲れの方はどうぞっていうコンセプトらしいんだけど。
サービスを受ける患者としては、確かにいうことなしだよね。ついでに肩までもんで下さいって頼みたくなるようなサービスだと思うんだけど、フットケアを提供する人はどうも従来のスタッフの方々みたいなの。
あるかどうかは知らないけど、”フットケア認定協会”ってなカンジの人が配置されれば、それはそれなりに納得するんだけど、そうじゃない人がケアを命じられるってのは、なんだか仕事が増えて大変だなぁって思ったわけで。
そのスタッフいわく、「患者さんが少なくなったらまずいから」ということらしい。
医療の経済的な状況がいろいろきびしいのは、まことに分かるんだけど、でも、患者が来るか来ないかは、やっぱそこの医療内容だと思うのね。
人の足裏のことなんか、ホットケア、ってのが、まぁ正直なボクの心境だね。