ウジ虫で傷を治す治療が米国のFDAで認められたらしい。この治療、随分前からあって、英国でもすでに保険の対象になっているみたいだから、きっと効果はあるんだろう。
確かに糖尿病の患者なんかでは、足の傷がなかなかよくならず、ついには切断しなくちゃいけないようなこともよくある。
そうした従来の治療では治らなかった患者に、ウジ虫を傷口にばらまくと、ウジ虫が悪い組織を食べてくれるだけでなく、細菌を殺す物質を出したり、健康な組織を作るのを促すよう刺激したりして、傷が治っていくという。
2,3日するとウジ虫は死んじゃうらしく、傷口から取り出して、また生きのいいやつを入れるみたい。何匹入れるか、何回ぐらい治療を繰り返すかは、ケースバイケースらしい。
でも、ここにも書いてあるように、なかなかこの治療に踏ん切れない人もいるようでして。
まぁそりゃそうだよね。なんでよりによってウジ虫に治療してもらわなきゃなんないのってのが、ホンネだろうね。
でもね、最後にあるように、「足切りますか、それともウジ虫たらしますか」って選択迫られたら、やっぱり「ウジ虫さん、お願いします」ってすり寄って行くしかないか。
でも、このウジ虫、消毒してあるんだろうか。なにかバイ菌がついていて、傷がますます腐っていくことにはならないのだろうか。
そんなことにでもなれば、傷にハエがたかって、そのうちウジ虫が湧くんじゃなかろうか……って心配しても、もう湧いてるのね。
でも自分が治療受ける段になると、やっぱり迷うだろうなぁ。
院長 「本当にウジ虫で大丈夫なんですか」
研究者「カブト虫にしますか」
院長 「そうじゃなくて」
研究者「分かりました。院長の場合、2回のウジ虫治療をしましょう」
院長 「どうしてですか」
研究者「ウジウジしてるからです」