ちょっとステキな話を。
昨日、中学校からの悪友に誘われた料理屋さんでのこと。席に付くと、その悪友、やおら手にしていたバックを開けると、小さな布製の袋を取り出した。
 くちヒモを解くと中から出てきたのは、四つの棒。二つのパーツをクルクルと回してつなげると、一組のりっぱな箸となった。ウルシ製の洒落物で一万円近くもするそうな。
 それを丁寧にテーブルに置くと、注文を聞きに来た店の人にあらかじめ置かれていた割り箸を返した。


 彼、環境をテーマにした会社の社長さんでもあり、なんでも社員一同、マイ箸を持つように指導しているとのこと。
 割り箸と森林破壊についてはいろいろ議論があるようだけど、確かに割り箸ってのは、単純に無駄なような気がする。
だとはいってもボクなんか食堂などで割り箸が出されれば、平気で使ってるのが実状。なのに、悪友の、普段の悪行とはかけ離れた”環境思い”に敬服したわけで。
スタッフ「割り箸って院長の人生と同じなんですね」
院長  「ん?」
スタッフ「単純に無駄ということで」
院長  「……」
スタッフ「ところで、それほどステキな話でもないような気がするんですけど」
院長  「……」
スタッフ「まさか、『チョップ、ステッキな話なんですぅ』ってオチじゃないでしょうね」
院長  「…うっ」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。