自分がいくつだったか、ときどき忘れるようにしてるので、あまり関心がわかないニュースだけど、首都圏に住む男女約400人を対象にしたある調査で、「自分はまだ若い」と感じている人たちが多いらしい。
その傾向は年齢が増すにつれてひどくなるという。
でね、読んでて、ちょっとした疑問が。
というのはあなたの年齢では、こう感じるんですよっていう基準がなければ、果たして若いのやら、年食ってんのやら評価できないんじゃなかろうか。でもそんなのないよね、きっと。
”もうすっかり酔ってしまった”というときは、少し酔ってる自分を知ってるからいえることで、生まれて初めてお酒を口にして酔ったときには、そんな評価はできないはず。
年齢も一緒で、実際にその年齢になるまで、”体感”することなんかできないはずだから、どうしてその年齢の自分に対して、若いとかそうじゃないとかの評価を下せるんだろう。
ひょっとすると、年を取るにつれ、そういう風に感じるなんらかの仕組みがあるんじゃなかろうか。
その仕組みを裏付ける可能性の第一は基礎代謝。院長が生きて行くにはビールがあればいいけど、人が生きて行くにはある最低以上のカロリーが必要。それを基礎代謝というんだけど、それは年齢とともに徐々に低下していく。グラフを見てもらえば一目瞭然で、この線の滑り台を若い頃はさっと下っていたけど、年取るとゆっくりに降りることで、自分の年を遅く感じるということはないだろうか。
第二に、よくいわれることだけど、人それぞれの一年の期間は、それまで生きてきた年数分の1ということになり、年を取るにつれ小さくなっていく。つまり時間の歩みがゆっくりとなる。
第三には若くあろうとする意志だ。いつまでもがんばろうとする意欲が自分の年を若く感じさせているんじゃなかろうか。
スタッフ「一つや二つの理屈じゃだめなんですね」
院長 「少し根拠が弱くなる」
スタッフ「三つの理屈を張り巡らせるわけですね」
院長 「そうそう」
スタッフ「三重に張り巡らせる」
院長 「そうそう」
スタッフ「三重に張る」
院長 「そうそう……って、みえっ張りっていいたいのね」
スタッフ「そうそう」
まぁ見栄っ張りでも、若くあろうとするのはいいことか…な?