こんな見出しのasahi.comの記事があった。
”酸素入りの水”が人気、でも「飲む」とどうなるの?”
どうなるもこうなるも、その記事のなかにはこう書かれているのだ。
目
ほどほどに永く田舎で診療して思うことは、田舎の人は人を信じやすいということだ。その証拠にクリニックに来る患者がいる。だがなんといってもその最たるは道ばたにある無人販売所だろう。
そこにはトマト、白菜、人参などなど獲れ立てのものが値札とともに並べてあり、その傍らには郵便受けのような箱が置いてある。代金を正直に箱に入れてくれるよう催促しているのだ。
体重
体重に関して間違った考え方がはびこっている。とくに女性だ。なぜそんなに痩せようとするのか。
だれが痩せてる方がきれいといいだしたのか。いつ何時何分に宣言したのか、ぜひ教えて欲しいものだ。
健康な体重を保っていればそれでいいではないか。
そうはいっても、こうした事態の責任の一端は男の側にもある。細い身体のモデルを鼻の下を伸ばして見つめるアホな男たちを見よ。痩せた美女が来ると面食らってそわそわするアホな院長を見よ。そんな風だから女性もまた痩せようとするのだ。
声質
相手によって声色を変える人がいる。情けないやつだ。なんどそう思われてきたことだろう。
番長や酋長と同じく院長を張っている今だからいえることだが、若いときは仕方のないことだった。えらい人と対面するときは足が地面に食い込こむほど腰が低く声もうわずっていた。そうしないとりっぱな医者になれないのだ。そしてそれをしてもりっぱな医者になれなかった。