人と人とは不思議な縁で繋がれている。見えない紐でカミさんに繋がれている院長のことをいっているのではない。
知り合いの知り合いの、そのまた知り合いのってな具合にたどっていくとだいたい平均6回で世界の人が繋がるということが1960年代に行われた研究で明らかになっているのだ。
便器
ご婦人方はあまりご存じないだろうが、飲み屋さんの男性用トイレにはこんな張り紙がよく貼ってある。
”焦るとも心静かに手をそえて外にこぼすな松茸のつゆ”
”焦るとも”が”急ぐとも”に変わったり、”心静かに”が”一歩前出て”、あるいは”手を添えて”が”朝顔の”の文言に変えられたりしているようだが、いずれにしても”松茸 のつゆ”を便器の外にこぼすな、と注意を促しているわけだ。
チョコレート
今の子供たちが知らないチョコについてメモをしてみよう。近くにお子さんがいるなら読み聞かせて欲しい。
おじさんが小さいころ、チョコレートは溶けるのが当たり前だった。板チョコなんか少しでも温かいところに置いておくと、すぐに形がへたれてしまった。包みの銀紙を開いて食べようとしても、その銀紙にドロドロと溶けたチョコが付いてきてとても食べられたものじゃない。
ウンコ
ウンコ、ウンチ、フン、クソ。これらは肛門から出される排泄物の呼び名だ。英語でもいろいろ表現され poop、feces などがあるが、おもしろいのが、”number two” (ナンバーツー)という言い方だ。 ”number one”(ナンバーワン)はオシッコを意味する。格差社会はいたるところにあるというわけだ。
書き出しにこの言い回しを用いた記事があった。
頭突き
ジダンの頭突きはよく理解できる。ああした行為はよく動物で見られるのだ。
身近なところではニワトリたちだ。彼らは集団内での地位を決めるためつつき合う。
なにをいわれたか、あるいはなにをされたかよく知らないが、トサカがないけどトサカに来たジダンは相手より上に立つことを望んだのだろう。それは動物としての本能的な行為だったに違いない。
蚊
耳元をよぎる蚊ほどわずらわしいものはない。寝静まった夜中はいうにおよばず、昼でも庭に出ると知り合いでもなんでもないのに、すぐあいさつにくる。
なぜ日本漢字学会は「五月蠅い」ではなく「七月蚊い」と書き改めるよう宣言しないのだ。今すぐにでも抗議を申し入れたい。もし日本漢字学会の存在をご存じの方がいればぜひ教えていただきたい。
とはいえ当の蚊たちにはその音はどういう風に聞こえているのだろう。
ハンドバッグ
とても驚く記事があった。今年の5月米国のTVで報じられたものだ。
スーパーにいる50人のご婦人方のハンドバックを調べたところ、その底にバクテリアがうじゃうじゃ付いていたというのだ。
調査ではご婦人方はハンドバックをトイレの際に床に置いたり台所のテーブルや、レストランのイスに置いたりしていることも分かった。
歩測
ことわざとしてちょっと意味が違うかもしれないが、蟻に下駄を預けた研究者がいた。研究者の関心事はどうして蟻が方向を間違えずに巣に戻ったりエサのところにたどり着いたりするのだろうか、ということだ。
砂漠蟻はエサを探しに遠くまで行ってもほとんど直線的に巣に戻ってくることができる。回りはほとんど目印のない不毛の砂漠なのに、だ。この事実について科学者たちはいろいろな仮説を立ててきた。
ミツバチのように回りの景色をたよりに行動しているという説は蟻たちは暗闇のなかでも同じ行動をすることから否定された。ほかの研究では蟻たちはお互いに情報を交換しあっていることは分かったが、それ以上の進展はなかった。