マヤ文明

マヤ文明のなかでも個人的に印象深いものがこれだ。
どっからどう見ても”乗り物”に乗った人だと思っていた。そしてその”乗り物は”ひょっとしたら宇宙船かもしれないという思いも正直抱いていた。
ところが絶対にそんなことはないという。ここにたっぷりと書いてある

「パレンケのパカル王の棺の蓋に描かれたもので」「王が亡くなったそのとき、地下世界へと落ちていく様子を表し」「この彫刻がまさに死者の亡骸の上で見つかったという事実を踏まえると、死と次なる世界へ移行」を意味しているという。
専門家がいうからきっとそうなのだろう。でも個人的にはやはり”乗り物”のようにしか見えないのだからなさけない。

で、面白いことにこうした似非科学を肯定する人がトランプ大統領が世に出て以来、増えているという。

「トランプ大統領の政権になってから、極端な説のほうが面白く、穏健で筋道の立った考え方が『つまらなく』見えるからではないか」とネタ元では推測している。

トランプ大統領は、政策うんぬんというより、個人の思いを満足させることを優先させているだけのような気もするのだが、それが受け入れられる背景があるのだろう。その背景と似非科学の流布というのは関係があるかもしれず、またそのことが解説にあるような”穏健で筋道の立った考え方が『つまらなく』見える”ということと関連しているのかもしれない。

つまりは、よくわからないのだけれども、ふと、”満足”をめぐって悪魔と契約したファウストを思い出した。あのゲーテも書いたファウスト。そうか、そうか、これがいわゆる アメリカン ファウスト ってやつか、というところで個人的には納得。

でもね、トランプ大統領がまっとうさを取り戻し科学的視点を持ち直して、たとえば地球温暖化の対策に乗り出すようになったとしても、個人的には”乗り物に見える”派から抜けたくないなぁ。

wikipediaより
『ファウスト』(独: Faust)はドイツの文人ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの代表作とされる長編の戯曲。全編を通して韻文で書かれている。『ファウスト』は二部構成で、第一部は1808年、第二部はゲーテの死の翌年1833年に発表された。