廉価

 実用的な医療関連の記事があった。
 プラシボという偽の薬がある。効能はないはずなのに心理的側面が影響してそれなりの効果を得ることができる薬だ。
 医療とは無縁の方にも広まりつつあると思われる言葉で、そのうち院長がプラシボ医者と呼ばれる日もそう遠くはないだろう。
 そのプラシボも値段が高い方が廉価なものより効果があるという。


 
 米国の研究者がやった実験はこうだ。
 痛み止めと称してプラシボを82人の被験者に飲んでもらい、弱い電気刺激を腕に当ててその効果のほどを試してみた。
 82人は半分のグループに分けられ、同じプラシボが与えられるのだが、それぞれ違う薬の説明書きを配られた。
 一方の説明には「今回新しく開発された痛み止めで一錠2.5ドル」、もう一方には「一錠10セントに値引」と書かれている。(ちなみに円に換算するとおおよそ250円と10円ほどになる)
 結果は2.5ドルグループでは85%に痛み止めの効果が認められ、一方10セントグループでは61%にしか認められなかったという。
 
 そうだろう、そうだろう。ロングテールの端の端からしか世の中のお金の分布を眺めることができなものとしても、納得のいく結論だ。
 なんでもお金。高ければよくて、安ければ悪い。それがプラシボにも当てはまらない方がおかしい。
 高ければ効いて、安ければ効かない。それが真実なのだ。
 ちなみに記事の最後に研究者の言葉がこう紹介されている。「医師はより効果的なこのプラセボ効果を今後大いに利用できるかもしれない」
 ということで研究者の助言に従い、早速明日から利用させてもらおう。
 薬が効かない患者にはこう説明するのだ。




ネタ元
Expensive Placebo Works Better Than Cheap One

4 Replies to “廉価”

  1. あーそうなんですかね~。
    高価な方が効果があるなんてシャレなんでしょうかね?

  2. 「あなたが私を安く見てるからです」・・・確かにそういう発想もありますね(^^;
    病院へ行くだけで痛みが治ったり、人間の感覚って不思議なものだと思います。

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