SNS

ウクライナの戦火を見てSNSの重要性を感じた。破壊される建物、当惑する人々など今そこにある危機をリアルタイムに伝える技術をあらためて認識したのだ。
これまで、まったくといっていいほど、SNSとは関わりのない生活だった。
だれか知らない人の行動を「なんとかナウ」で追ったり、「インスタ映え」する料理や景色を見るなどの行為をなんとなくしっくりしないものと受け止めていた。

確かに興味のカテゴリーだから、人が「ナウ」といおうが「バエル」と伝えようが、他人がとやかくいうことではないのだろう。だが、こと歴史的な事態に対してはその役割は違うような気がする。その行為は重要な記録なのだ。
今地球にいるすべての人が持たなければならない技術だという気さえしている。

さっそく書店に足を運び手軽な入門書を手にしてノウハウを学び始めた。

とはいえSNSと一言でいっても、LlINE,Twitter,Fadebook,Instagramなどなどいつくもあるようで(それさえも知らなかった)、それぞれを使いこなすにはそれなりに結構大変そう。
終の住み処を探さなければいけないほどの年になったものとしては、実際に使う機会があるのかとも自問する。

もし使うとすれば、人生最期のとき、終の住み処で、「終 ったー」と twitter でつぶやくか、あるいは購入して何日も経った食材にハエがたかる「インスタ蝿」する画像ぐらいなものだろう。

とにかく戦火のなかで使う機会がないことを心から祈るだけだ。