長い間疑問に思っていたことが今日氷解したような気がする。
そのきっかけとなったのは次のような記事だ。人というのは他人の顔の記憶がほかの物体の記憶より、よりよくできるらしい。
研究をやった米国の科学者の言葉を借りれば、「旅行カバンにどれくらいものを詰められるかは、荷造りの仕方による」ということで顔の記憶の”しまい方”がほかのものの記憶の”仕舞い方”と違っているらしいのだ。
彼らがやった実験はこんなかんじだ。写真を参考にするとより想像しやすいかもしれない。
顔とか時計とか車とか、同じカテゴリーに属するものを5枚(写真は4枚しか列べられていないが)、ごく短い時間、被験者に見てもらう。最高4秒間だ。そしてあとで一つの写真を見せてそれが先に見せた写真のなかにあったかどうかを訊くというものだ。
顔とほかのものの記憶の程度を比べたとき、0.5秒見せたときには顔を覚えるのはうまくできなかった。顔というのは特徴を捉えるのに他のものと比べて複雑だからだろうというのが科学者の考えだ。
だが、4秒間見せたときは顔を覚えている方がすぐれていたという。じっくり見る時間がある状況では顔を記憶する方が優位に立つというのは、記憶の仕方がほかのものと違うのだろうというのが、ネタ元の内容だ。
さてこの記事を見てなにが氷解したかを述べよう。それはなぜサンタは子供のところへ間違えずに行けるかということだ。なぜ間違えることなくプレゼントを世界の子供たちのものとへ運び届けることができるのだろうか。
だれしも抱いたことがあるに違いない疑問だろう。その答えのヒントがこの記事を見て浮かんだのだ。
きっと彼は訪れた家の子を見て、あの子でもない、この子でもないと考えをめぐらしているのだ。そして、ああ、この子だったという結論にいたっているのではないだろうか。
記事の実験では5人の写真を見てるのだが、サンタはあの子でもない、この子でもない、ああこの子だ、という具合に3人の顔を思い浮かべているのだ。
つまりサンタクロースは三択を弄してしてるのではないか、なんとなくそういう気がする夜である。
おおっ!
見事にクリスマスムムードがひとつもない・・
と、思ったら最後にサンタさんがプレゼントくれましたね。←プレゼントなのか?
ベタベタのプレゼントになってしまいました。