「若者は多くの誤りを犯す。だがその思いはいつも正しい」
だれもが書き込みできるミニ掲示板で最近目にした文言だ。
”なす事の多くは正しいが、その思いはいつも卑しい”年齢に達したためか、真実をついているなと感心した。
米国のデュケイン大学の人口統計学者もきっと同じ思いを抱いていたのだろう。彼は2030年までには世界の紛争は沈静化すると予想している。
その理由は簡単だ。世界的に老齢化が進み、政治的な暴力に出るような不満を抱く若者が少なくなるからだという。
イラクやパキスタンやサウジアラビアなどの国では、現在社会のなかで若者層が膨張していて、そのため職につけず、政権への強い不満が生まれている。
だが2030年までに若者の数は減りこうした国は老人社会になるはずだ。だから紛争も減っていくに違いない。
英国、中国、フランス、ドイツ、日本、ロシア、米国がそうした社会になりつつあり、安定している国の見本だよ、ってなことがネタ元に書いてある。
だが研究者はきっと間違っている。
”傍若無人”を、”傍にいる若者はまるで人がいないような振る舞いをする”という風に勘違いするのと同じ間違いを犯している。
責任は若者にあるのではなく、社会の矛盾そのものにあるのだ。
そして年に関係なく不満があれば人は行動するものだ。それどころか年を取れば緻密な政治的暴力を行うようになる。本性を隠して搭乗し、占拠したコックピットでビルに突っ込むことができるのは、老獪な人々だからこそなせる暴動だ。
とはいえ、若者たちが誤りを犯しやすいというのも事実だろう。たとえば先日の成人式で暴れる若者たちの行動はどう解釈すればいいのか、理解に苦しむ。
思うに彼らは、思慮する前にものごとに驚き、興奮する、そういう多感な時期の極致にあるのではないか。
そういえば昔からいわれている言葉を思い出した。
ちなみに傍若無人(ぼうじゃくぶじん)の意味は 「傍(かたわら)に人無きが若(ごと)し」。
ネタ元
Demographers Mull Effects Of Aging Population
自分もちょっと前まで若者だった気がするんだけど、
ぼーっとしてたら、いつのまにかおっさんになってしまいました。
困ったもんです。
わたしもボー弱無人になってしまいました
若いときの過ちはいっぱいあって…
思い起こすに…穴があったら入りたい(涙
今では穴があったら~~~ららら~~~
~~ららら~~~って千の風の出だしでしょうか?