トライアスロン大会にはレース前に競技についての説明会があることが多く、今回の宮古島でもスケジュールに小一時間近くが割り当てられていて、選手の参加が義務づけられていた。
おおよその注意事項は事前に配布されているパンフレットなどで確認できるので、ある意味たいくつな会でもあるんだけど、今回はひとつ興味を惹かれることがあって。
というのは、その説明会のあとに行われるウェルカムパーティでのマナーについて苦言を呈する発言がある一人の選手から出されたのね。
いわく、主催者から許可が出るまでテーブルの食事には手をつけるのは、マナー違反じゃないか。
パーティは千人以上が集まる規模で、会場にはいくつものテーブルが並ぶ。その上にはすでに料理がもられているんだけど、来賓のあいさつや、選手宣誓などの式次第のあいだ選手たちはおあずけの状態で待たねばならない。
レース前でただでさえ食い気たっぷりの連中にはチト酷な話でもあるわけで。
で、後ろの方のテーブルから、だれとなく料理に手を伸ばしはじめることが起こる。
別に宮古島に限らず、大きな大会では結構あることなんだけどね。
確かに悪いことだけど、なにもそう声を大きくしていわなくてもって気もある。実際前に立っていた競技説明者も、「そうですね」ぐらいで聞き流しておられたし、会場の反応も冷ややかだった。
だから、だれかが始めると、なんとなく罪の意識もなくマネるように広がっていくわけなんんだろう。
でもね、よーく考えるとやっぱり悪いことは悪いこと。
議院さんのなかにも年金未払いの方がおられるようだけど、これも悪いこと。放っておくと、事態が広がっていくかもよ。
未納見マネ、でね。