シートベルト

 つい最近知り合いがシートベルト非着用でつかまり、減点されたという。つかまる直前に着用し、「付けていた」と、かなりしつこく主張したみたいだけど、「じゃぁたたかいますか」との”恫喝”で折れてしまったとのこと。どうたたかうのかも知りたいところだけど、今日のメモはこのシートベルトについて。
 ネットで調べると、総務庁の「1998年交通安全白書」では交通事故での死者数は減少傾向で(ここの6/4を参照)、シートベルト着用の影響もあり3年連続で1万人を下回ったという。またシートベルト着用時の死亡率は、非着用時の8分の1らしい。
たしかに死亡する可能性が低くなることはあるんだろうけど、実際乗車中の事故で死亡せずに助かった人は数にするとどのくらいになるんだろう。
 きっとそれほど多くないんじゃなかろうか。でもまぁおまわりさんが、それほどまでにボクらの命に気をつかってくれるのはありがたいことには違いない。
 でもね、一方で、タバコの害で年間10万近くの命が失われているのに、なんでそちらには注意を向けないのだろうかとも思うわけ。「タバコはだめよ。みなさんのこと心配してるんだから」とタバコ吸っている人たちに一言いってあげたほうが、マジ、シートベルトについて因縁つけるよりよっぽど好感度上がるんじゃない?
 タバコが趣味の問題というのなら、シートベルトも運転スタイルの問題。ましてや、つけないことによって、喫煙のような副煙流でまわりの人に迷惑をかけたり、環境を汚したり、一切していないのに、なんでペナルティを受けなくちゃいけないのだろう。まこと不思議。
 きっと生命保険会社と政治なんかが結びついてるんだろうな。
 交通事故による保険金支払いの増加を保険会社全体の問題であると考えた経営トップ陣は、秘かに調査を命令する。任をうけたエージェントは数ヶ月後、役員たちを前にこう報告したのだ。
 保険金支払いはシートベルトでチートとへると思います。

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