今日のメモは少し躊躇する。性の話だけに、”セイの”、という気合いが必要だ。といってもニワトリの性なので、10歳未満立ち入り禁止といったところだろう。
ということでさっそくネタ元の内容を交えてメモしてみたい。
雑婚の野生のニワトリでは交尾を試みようとする行為のおそよ10%がメンドリからしかけられ、残りの90%がオンドリからしむけられている。そのオンドリの行為のほとんどがメンドリが卵を巣に置いたあとの、そしてメンドリが妊娠しやすい夕刻に集中しているという。
つまりほとんどのメンドリからするとサカリのついたオンドリに、毎夕刻追いかけ回されるということだ。ネタ元には sexual harassment、つまり性的いやがらせ、セクハラだという表現まで用いられている。
これじゃメンドリもたまらないだろう。日頃うら若き女性から追いかけられることを夢想しているものとしては十分想像できる。だがメンドリたちもバカじゃない。従来と違う戦略を取り始めているようなのだ。
メンドリからしかけてくる早朝の交尾を調べてみると、夕刻メンドリからしかける10%という数値より多かったというデータが出た。
朝は若いオンドリたちも少しは性的に落ち着いており、またニワトリの順列社会で上位にいるトリたちも遠くへ餌をついばみにいっているから、メンドリは夕刻のように追いかけられないのだ。この状況がメンドリたちの性習慣を変えているのだろうと研究者は捉えている。
というような内容の記事なのだが、ひとつ疑問がある。Menドリなのになぜメスなのかというような安っぽい疑問ではない。
研究者の表現だとまるでオンドリは院長のようにさかり狂っていて、メンドリは尼僧のようにセックスに関心のない生き物だと受け取られかねないものになっているような気がする。
メンドリだって楽しんでいるかもしれず、見方を変えれば、翌朝交尾を求めるメンドリは前日の交尾に満足していない可能性だってあるのではないか。
そもそも夕刻、交尾で追いかけられるメンドリの様が、まるでセクハラを受けているように捉えられていること事態が不思議だ。それでは、交尾し終わって気落ちしているメンドリの姿でも捉えたというのか。交尾を強いられガクっと首を垂れた姿でも見たというのか。そんなことはあるまい。
要はセクハラなどという捉え方は人からの視点に過ぎないのだ。
たとえ百歩譲ってそうしたメンドリがいたとしてもそれは満足している姿かもしれないではないか。つまりは人の価値基準で動物の行動を評価するのはまずいのではないか、ということだ。
ぎゃはははーーーっ!
あんまり可笑しかったので、security codeの入力を
2回失敗してしまいました。
security code 自分でも入れなくてはいけないのは、なんとなく納得がいきません。