ブロガー




 自分をブロガーといい表わしたことは今までほとんどない。メモをするメモラーとかビールを飲むビーラーなどと呼ばれたら受け入れることができるような気がするが、このブロガーと呼び方がどうもしっくりこないのだ。自分はブロガーじゃない。


 このメモはもともとやっていたホームページの日記から始まっている。というよりこうしたメモをしたくてホームページを手がけたのだ。そういう意味で他のブログと出自は異なっているが、そうはいっても数日に一度文章をアップし他のサイトを覗いてコメントを残し、ときにトラックバックを発信するなど他のブロガーの方たちと同じようなことをやっているわけだ。
 だからブロガーでもよさそうなものだけど、でもブロガーではないのだという気持ちがどうして拭えない。
 その理由がつい最近70才近くの患者さんが作り始めたホームページを見せてもらってはっきりしてきた。
 楽しくて夜遅くまで取り組んでおられるということだが、正直うまくできあがっているとはいえない。でも最初はだれでもそんなものだ。そんなことより眺めていると作るたのしさというのがとても伝わってきたのだ。仲間内だけでの掲示板もあってあまり人に見せたくないとの意向がありここで紹介できないのが残念だけど、サイトの写真だけでも見ていただけたらと、無断で上に掲載してみた。
 ネットに関わり出したころをつい思い出してしまった。あのころは画面に配置したものが動くだけで楽しかったものだ。
 結局なにを目指して作り始めたかは未だに自分自身分で掴めていないのだが、クイズを作ってみたり、画面を走り回る犬を配置したり、ゴキブリを叩いてページを開かせたり、少ない数しか集まらないことを知ったうえでアンケートを取ってみたり、時事の写真におかしく手を加えてコメントしてみたり、などなど要はネットで遊んでいたのだ。
 翻って考えると、正しいかどうか分からないが、きっと言葉で遊ぶのがブログだという定義が出来上がっていたような気がする。
 だからブロガーという呼び方を受け入れることができなかったのだろう。
 それに気づいた今、少しずつサイトの内容に変化を加えることを始めた。
 ひとつは表紙の黒板にある「ご意見箱」だ。昔のホームページではごくありふれたツールで、ランダムな言葉を作り出して遊ぶものだ。
 今こうして配置してみるとなんだか新鮮味があるものとして映るのも不思議な感じがする。
 そうした流れの一つとして黒板に案内した「聴診器遊び」を作ってみた。こうした遊びがまとまればひとつのページとして作りたく、それまではネットのどこかにストックしておこうという気持ちがあるので、展示期限をもうけている。
 ということでネットに対する思いを綴るとともに、一度「聴診器遊び」をご覧いただきたくメモした次第だ。
 
 そうそう、このメモをすることで、”アップの記事はあまり日を空けてはだめだ”という、ブロガーの基本的な心得が、今日も守れたということも付けくわえておきたい。

“ブロガー” への2件の返信

  1. >「言葉で遊ぶのがブログ」
    院長先生の記事を読んで、私もそう思います。
    ほかのブログとちょっと違います。
    いろんな楽しみがあります。
    特に、黒板には驚かさせられます。
    棒人間の赤ちゃんかわいいです。
    実は、黒板からヒントを得まして、
    「黒板日記」のブログを立ち上げるつもりでした。
    黒板をダウンロードして準備しましたが、
    内容というかアイデアというか、
    先生のご意見箱と同じようなことを考えていました。
    先生ほど、ユーモアはありません。
    代わりにボツブログを5月25日に始めました。
    たまに黒板を使った記事をUPしますが、
    よろしいでしょうか?
    ニッキ改め、時遊人です。

  2. 復帰されたのですね。ときどき遊びに伺いますね。
    ところでご質問の件ですが、この黒板を使用するということでしょうか。
    もしそうなら直球の質問なのでなかなか返答に困りますが、”身元が不明になるくらい、いろいろ手を加える作業も楽しいですよ”というコメントでご勘弁のほどを。
    もし”黒板を使ったブログのアイデア”というのなら、そうしたものはきっとほかにもたくさんあると思います。明日からでも、どしどしアップしてください。 
    ということで、これからもよろしく。

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