器が小さいのにひとり突っ張って生きてきた。せめて人と組むのに長けていればまた違った人生があっスかもしれない、今日の記事をみてつくづくそう思う。
ヨーロッパの研究者たちが、火星探査に向けて小さな自立型ロボットを開発しているという内容のものだ。
研究者が目指すものは、協力しながら食べ物を探したり巣を作ったりするアリやハチのようなロボットだ。
すでに数センチ大の100個以上のロボットが完成し、またアリの大きさのロボットの構築へ向けての研究も進められているという。大きい方の”センチ”ロボットはバッテリーで駆動し車輪で移動する。小さい方の”ミリ”ロボットは振動で移動し、エネルギー源は太陽電池だ。
将来”折り紙を折る”ように大量生産されようになるかもしれない”ミリ”ロボットをなんらかの手段で火星に送り込み、彼らに実質的な作業を行う”センチ”ロボット作らせるというのが科学者たちの構想だ。
”ミリ”ロボットたちはお互いの情報を共有し合い、アリのように近くの仲間の動作を感知し、また特別な仲間に従ったり、あるいは移動の跡を化学物質で示したりしながら、周囲に対して集団としての認識を持つようになる。
たとえば障害物があったならお互いに信号を出し合いそれを取り巻き、やがて情報がみんなに行き渡った時点で障害物を取り怩ュという作業を行うようになるという。
”ミリ”ロボットは8キロバイトのメモリーと2キロバイトのRAMを搭載しお互いに情報を提供し合うまでになっているらしいが、ネタ元のビデオを見る限りまだまだ烏合の衆で、共同の作業を行うまでには先が長いという印象を持った。
とはいえ記事を読んで反省させられることしきりである。
思えば”ミリ”ロボットだった。できる芸当といえば1キロ倍とのビールを飲み干すぐらいが関の山のちっぽけな人間だったのだ。
それをなにを勘違いしたかなんでもひとりでできると粋がってきた。だがどうだ。結局はなにも成し遂げられない人生だ。
そう悔やみながら折り紙を折っていたが、ふと思い直した。でも今からでも遅くないかもしれない。
そうだ。院長のようにちっぽけな連中に呼びかけよう。”ミリ”ロボットたちが障害物を取り除くようにみんなで集まり力を合わせれば、なにか成し遂げることができるかもしれないではないか。
きっと最初はバラバラで足並みがそろわないだろう。でも大丈夫。そんなこともあろうかとちゃんと調べてきた。特別のかけ声を準備しているのだ。だから安心してついてきてくれ。
レッツゴーなどというありきたりのものではないぞ。
いいか、さぁ行くぞ。
枯葉の散るのを寂しそうに似ているロボットがいました。
あれが「おセンチロボット」かも~。
tamakitiさん>
ここをダジャレの戦地にしないでください。(笑え)